マンガ『黒執事』はすでに11巻に達したでしょうか?
第一巻のころは、まだ単発の作品を集めたようなお話が多かったのですが、
「サーカス篇」
にいたって、物語は急速に奥深いものとなります。あのサーカス篇は、悪役の
「ケルヴィン男爵」
の美的なものにあこがれる傾向が焦点なのですが、この心理的描写はとても深い。
マンガのアトリエでも、議論がたくさん交わされたとのこと。
僕が好きなキャラクターは、フィニなのです。
あの子供特有の素直さが大好きです。
自分に一番似ているのは、ソーマ王子かな?
ソーマ王子を見ていると、なんだか自分を見ているようで、すぐに目をそらしてしまいます。
まあ、王子でなければ、社会的適応のできないタイプですね。
じっさい、双極的障害Ⅱ型をわずらっている僕が社会的適応ができないのは当たり前ですが・・・
いまの11巻は、豪華客船篇です。
死人が生き返ってゾンビとなって人を襲う。
そこで、新しいタイプの死神が登場し、悪魔セバスチャンと争う、というのが、「予告編」でわかる唯一のところ。
でも、死神が登場するからと言って、セバスチャンと闘うという必然性がわからない。
死神が登場する理由は、たぶん、ゾンビという存在が、魂を刈り取られていないと死神界?が判断したからでしょう。
ならば、死神とセバスチャンは、協力しあいこそすれ、闘う理由はないはずです。
それに新しいタイプの死神は、あまり仕事熱心のヒトとは思えない。
だから、セバスチャンと闘う理由というのは、ますますないように見える。
だからこそ、6月?に刊行予定の字巻を楽しみにしているのです。
さあ、、どんな物語が展開されるのでしょう。ああ、楽しみ楽しみ。