ウクライナのキーウ犯罪科学研究所のオレクサンドル・ルビン所長は12日、ロシア軍が7日のキーウ攻撃で極超音速巡航ミサイル「ツィルコン」を使用したとする暫定的な分析結果をSNSで発表した。ウクライナ侵略でツィルコンが使用されるのは初めて。
発表によると、同研究所は回収したミサイルの破片からツィルコン特有のジェットエンジンや制御装置の部品を確認した。ツィルコンの飛行速度は音速の9倍(マッハ9)以上、射程は1000キロ・メートル以上で、最新のミサイル防衛網でも迎撃が難しいとされる。ロシアは2022年に開発を完了し、実戦配備を進めてきた。
7日のキーウへの攻撃では少なくとも4人が死亡し、数十人が負傷した。ロシアは多様なミサイルと無人機を組み合わせた攻撃でウクライナの防空網突破を試みている模様だ。(読売新聞)
「ツィルコン」は9マッハ級の極超音速ミサイルです。ロシア軍が既に実戦使用している「キンジャール」は5マッハ級です。ウクライナ軍が使用しているアメリカ製の地対空ミサイル・ペトリオットPAC-2で「キンジャール」は撃墜可能とされていますが「ツィルコン」の迎撃は極めて困難だと考えられます。ウクライナ軍はもちろんですがNATO軍や我が自衛隊にとっても非常に厄介な相手です。
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