ザルジニー司令官解任 | 黒潮会・海鷲便(うみわしだより)

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【キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は8日、ザルジニー軍総司令官(50)を同日付で解任し、後任にシルスキー陸軍司令官(58)を充てる大統領令を出した。ザルジニー氏は国民的人気が高いが、ゼレンスキー氏との確執が伝えられていた。ロシアへの反転攻勢が失速する中、解任への反発が広がり、国内の結束が揺らぐ恐れもある。

 

歴史上、政治のトップが軍の司令官を解任した事例は幾つもあります。有名なのは朝鮮戦争中のトルーマン大統領によるマッカーサー元帥解任でしょう。中国義勇軍の猛攻を受け国連軍が総崩れとなる中、マッカーサーは核攻撃を含む中国東北部への大規模空爆を主張、それに反して中国との全面戦争を避けたいトルーマンと意見が対立し解任される。

 

ウクライナでも同じ事です。何事も上手くいっていれば解任なんかする必要はない。ゼレンスキーとザルジニーの意見対立・確執は誰の眼にも明白で解任は時間の問題だったと言える。今回の解任劇もウクライナにとっての現状の厳しさを表す象徴的な出来事です。

 

 

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