最近の若者という言葉を使うと「老害」と呼ばれるらしい。
ただ、最近の若者は自己評価が非常に高くて素晴らしい。(悪い意味で)
「傾聴」様々な分野でよく使われるパワーワードだ。
行政の世界であれば、県民、市民の声を聴く。
※国会議員は国民の声は聞かないらしいですが…
看護の世界であれば患者さんの声を聴く
企業支援であれば経営者の声を聴く
そして、上手に話を聴いて、そこから解決策を導き出す。
これこそが「傾聴」の真の目的だ。
例えば、お医者さんが色々と問診するのも様々な可能性から病気の原因を推理するため。
コナン君も「ね~ね~、蘭姉ちゃん」ってよく分からないふりして質問するけど、
それも自分の中で推理のストーリーを作るためだ。
傾聴に最も必要となるスキルは実は「知識と経験」だったりする。
が、最近の若者は書いて字のごとく「聴く」ことが全てと理解しているようだ。
知識が浅いと、相手も本気にならないし、経験が無いと相手の心を開く一手が見つからない。
知識と経験がない人間がいかに「傾聴」したと言っても、相手は実は全く心を開いていないケースもある。
が、彼(彼女)らはそこに気づかない。
先日もある企業からの相談に対して、「具体的にどんな提案をしたのか?」と聞いたとき
「丁寧に話を聴いて、社長の気持ちになって色々考えた結果、非常に満足していた」と返されて愕然とした。
具体的の意味わかってる???
当然の結果かもしれないが、後日企業から「あの子、何言ってるかよく分からなかった。担当変えて」と連絡があった。
こうして、自分の仕事がまた一つ増えていく。
今日も残業して上司に「時間内に仕事できないのか」と怒られる毎日。
若者は定時に「資格の勉強するので帰ります」と颯爽と帰っていく。