首都圏なら値段の関係上、マンション・戸建て関係なく中古住宅は選択肢の一つとして当然のように入ってくるだろう。
だって、新築マンション7,000万とかどうやったら買えるのか分からない。
もはや、首都圏と地方では通貨単位が異なるのではないかとさえ思ってしまう。
地方=円、首都圏=東京円(=3円相当)みたいな???
さて、地方に目を向けてさらに「戸建て」を考えてみる。
我が家の近所に「マンション」がほぼ存在しないので、戸建てしか選択肢にないのもあるが…
やっぱり家は一生に一度のお買い物。
出来れば新築ピカピカに住みたいというのが理想ではある。
が、最近は住宅建築価格がどんどん上がってきており、中古住宅も視野に入れても全然OKな気がする。
費用面で行くと次の通り
注文住宅(大手HM)>中古住宅(大手・築浅)>注文住宅(ローコスト)>建売新築>中古注文>中古建売
※建売(大手HM)は高いので注文住宅(大手HM)と同じと解釈
我が家も家を買うまで結構悩んだが、正解は無いけど、今買うなら注文住宅(大手・築浅)かな。
理由は次のとおり。
【メリット】
・基本性能が高い→フローリング=突板、樹脂複合サッシ、low‐e複合ガラス、光触媒タイル等
築浅(築5年未満)だと、だいたいこれ位が基本スペックとなる。
ローコストや建売との決定的な差は「窓」と「外壁」
この2つは、建てた後の変更が効かないので注意。
①まずは窓+サッシ。
樹脂複合サッシ+low-w複合ガラスは家を選ぶうえで必須条件にしてもよい。
よく、ペアガラス、トリプルガラスとか言うが、サッシが樹脂複合でないと何の意味も持たない。
サッシがアルミだと、毎年冬に大量の結露に悩まされ、カーテンカビだらけということも多い。
樹脂サッシだと、冬でも冷たくなく、結露知らず。これだけで家の寿命が遥かに長くなる。
窓+サッシ性能>>>>>>>>超えられない壁>>>>>>>>>床暖房と断言できる。
②次に壁性能。
築浅物件なのに田んぼ横の住宅の壁がカビで真っ黒というのを見たことがある人も多いのではないか。
これは、サイディングの防水性能による部分が強い。安いサイディングはコンクリ素材なので、カビが根付きやすい。
防水コーティング対策もあるが、高いし、そもそも素材によるものがあるので何とも…
一方で、最近の注文住宅は光触媒タイル採用が多く、壁に汚れが付きにくいというメリットがある。
この2点を考えるだけでも、注文住宅(大手・築浅)が新築(ローコスト&建売)を上回っていると言える。
【デメリット】
①値段が高い。中古住宅なのに、「ローコスト注文住宅建てるより高い!!!」となることが普通。
また、値段が高い(坪単価100万オーバー)ため、どうしても家が狭くなる傾向がある。
「広い家に住みたい。20畳超のリビング必須」という人には向かないかもしれない。
②仲介が建築メーカー以外だと、長期メンテ契約の手続きが分かりにくい。
大手HMの最大の特徴は、「アフターサービスの充実」だと思う。
中古でもこのアフターサービスは継続利用出来るのだろうが、この点は購入時に要確認といったところ。
③リフォームが必要
これは中古住宅全般に言えるが、既存スペックを維持して水回り等をリフォームしようとすると、
結構な金額になる。(安いグレードの設備に変えれば話は別だが…)まぁ、ここは妥協の産物なので人それぞれかと…
もし内覧する場合は、窓・壁以外にもフローリングやキッチンもよく見てみることをお勧めする。
ローコストや建売のフローリングはMDFがほとんど。大手は無垢材や突板が中心。
キッチンも水栓が高いグレードと安いグレードでは全く異なる。
高いシステムキッチンは収納の閉まり方も全然違うのでよく見てみることをお勧めする。
※リクシルやトクラスの展示場と量販店のシステムキッチンを見比べると良くわかるかも…
最近、家を新築しようかと相談を受けた人に同じアドバイスをしたので参考になれば…