公務員をやっていて一番忙しい時期…
それが予算編成!!!
何が忙しいって?
社会的な常識が通じない財政マターの役人と言語が通じないから、翻訳に時間がかかる。
行政の予算は「単年度予算」である。
そのため、「その年に行う事業は翌年成果が出るものに限る」という、
東大や早慶卒のエリート集団が虐めるわけだ。
彼らは方程式やロジックが大好き。
例えば、企業支援に向けた事業を行った場合、
企業の成長率:ⅹ
行政支援:a
現在地:b
上記の条件を満たす1年後の成果:y=ax+b
うん、お勉強出来て素晴らしい。
ただ、時間軸や外部環境変化を全く無視した、素晴らしく無能な回答でもある。
一年で結果が出るわけない。
仮に商談会で機械部品の取引が成立しても、
サンプル納品→テスト→納品開始と最短でも3ステップ必要だ。
そして、この3ステップに要する時間は半年かもしれないし、2年かかるかもしれない。
基本的には新規で受注を取るということは、既存取引先の受注を奪う訳で、発注側も調整の時間が必要。
これは、小さいころから「ドラえもん」や「キテレツ大百科」等を見せてもらえなかった弊害かもしれない…
4次元ポケット、タイムマシン、タイム風呂敷…
エリート教育故に、漫画家から「時間軸」という概念を学べなかったのでしょう。
ちなみに、最終的に予算OK出るときに一番多いパターンが「時間切れ」
最後まで「時間」が原因だったりする(笑)