先日、生徒さまとのお話で
「家族を愛せない」という
テーマをお聞きいたしました。
僕の結論から述べますと
最初から理想的な家族関係を育めるのは稀です。
血の繋がりがあるからこそ
余計に親やまたは子、兄弟に
求め過ぎてしまうこともあるでしょう。
また憎み合うこともあるでしょう。
我が子や我が親の幸せを願えない…
なんて残酷な私、僕なんだ…と
そう自分自身を責めることもあるでしょう。
ある所では母親の幸せのために
父からの酷い仕打ちに耐える娘がいる。
また、ある所ではパートナーや
子が作った借金を背負って生きる母がいる。
このように世界には様々な形の
家族の苦しみがあります。
血の繋がりがあるからこそ、
家族を大切にしなきゃ！！と想い
それが出来ないと苦しんでまう…
そして、それがいつか憎悪に変わり
親や子の死を願うようになる…
もちろん、親や子の死を願うことが大罪…
ということでもありません。
生きることは綺麗なことばかりではなく
泥にまみれるのも人間の大前提ですから。
ただ、この泥の世界の中でも
これだけは覚えておいてくださいね。
例え、あなたが
親や子を憎んでも
あなたはあなた自身の人生を
憎まずにいてください。
そして、あなたの中に
親や子を憎んでしまう心があること
そのことを受け入れること…
あなたの中にある憎しみ。
その憎しみに蓋をせずに
その心を持つことの許可を与えてあげてください。
憎しみを受け入れること。
相手を許せなくても
憎しみを持つ自分を許すこと。
あなたがあなたの人生を
憎まずに生きることが出来るのならば
一時的でも、例えその憎しみが
一生涯続くとしても
「相手を許さない」ということも
あなたがあなた自身へ贈る愛でありますから。
つまり、相手を許さないことが
あなた自身への許しとなる…
ということもあるのです。
あなたのその心の闇に蓋をせず
その闇を受け入れて生きてください。
心の闇に蓋をして生きてしまうと
それがいつかあなた自身の心や
体を蝕む病魔となってしまいます。
だからこそ、
心に闇を宿す自分を
駄目だ…とせずにいてくださいね。
あなたはあなただけの
幸せな人生を送るために
この世界に生を受けている…
その幸せを掴むためならば
許せない心を持つ自分も良し！！として
この世界を歩んでまいりましょう。
あなたの歩む人生に
希望の道が開くことを
心から願っております。
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