「なんでノブナガはお前に甘えるんだろうな」
「そりゃ、あたしのほうが好きだからだよね~」
ゴロゴロゴロゴロ……
「のど鳴らしちゃってさ。飼い主は俺なんだけどな」
「あたしが来るといつも膝の上に来るよね。かわいいなぁ
日々のストレスが癒されるわ~」
「俺の癒しにはなってくれねぇけどな。なんでだろ?
オスだからかな?」
「性格が飼い主に似るって言うからね。ノブナガくんも
あんたに似て女好きなんだ」
「にゃ~」
「ほら、返事してる。ん~ノブナガくんならいくらでも
甘えていいんだよ」
「ノブナガもお前に甘えてるけど、お前もノブナガに
甘いよな。やめてくれ、ノブナガがダメな猫になっちまう」
「んん~?……岩崎君、妬いてるのかな~?」
「バーカ。あんまり甘やかすなって言ってんの」
「いいじゃん。ねぇ、ノブナガくん。あたしの癒しになって
くれてるんだもんね」
「だから、それ俺の猫……」
ゴロゴロゴロゴロ…………
「もう一匹飼おうかな。こんどはメス猫」
「……にゃ」
「やだってさ」
「お前は猫語がわかるのかよ」
「にゃ~」
「はぁ、俺も癒されたい」