目覚ましが鳴るよりも早く携帯の着信音で岩崎拓実は目を覚ました。
反射的に時計を見る。午前7時20分。いつも起きる時間よりも20分も早い。
通常よりも早く起こされたことに突発的な怒りを覚えながら携帯を取り上げ
画面を見ると、『Eメール着信 野島春奈』の文字が点滅していた。
『おはよー('-^*)/
まだ寝てるか?まぁいいや。
今日の約束忘れんなよ?久しぶりのデートなんだから
んじゃね(*^ー^)ノ』
「・・・そんなことでいちいちメールすんなって」
苛立ち任せに一言だけ『わかってるよ』と返信をして、拓実は重い体を
ベットからおろした。
壁に掛けられたカレンダーが無意識に目に入った。
今日の日付に赤丸がこれでもかというくらい何重にもつけられている。
先々週、野島がうちに来た時に、この日だけは絶対デートする。と
何度も念を押していたため、忘れたくても忘れられないだろう、と拓実は思った。
野島がどうして今日にこだわっているのかは、判然としなかったが
別段、訊く気にもならなかった。
足にすり寄ってくる愛猫のノブナガを抱き上げ、拓実は仕方なく
支度を始めた。
「予定は、9時だったな」
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突然ですが、岩崎の話、始ります (笑)
usk