てくてく小説みち改め「オフィスパレットの日常」 -27ページ目

てくてく小説みち改め「オフィスパレットの日常」

パレットのメンバーたちと
私が書いた小説などをご紹介いたします。


拓 「あ~暇だ。早く帰ろうぜ」


啓 「まぁまぁ、仕方ないよ。業者さんまだ終わらないみたいだし

   回線工事はどうしても必要でしょ」


拓 「そりゃ、そうだけどよ。なんで俺らが残ってなきゃならないんだよ」


啓 「聡美さん用事あるみたいだし、いいじゃんたまには。岩さん今日は

   暇だったんでしょ?」


拓 「暇は暇だけどよ。今日はいつも見てるお笑い番組の日なんだよな」


啓 「お笑い?岩さんお笑い好きなんだっけ?」


拓 「好きだよ。くだらないお笑いは嫌いだけどな。やっぱり漫才が一番だな」


啓 「コントとかは?」


拓 「コントも面白いやつは面白いけどな。漫才のほうが瞬発力がある」


啓 「へぇ、知らなかった。岩さんがそんなにお笑いにこだわってるなんて」


拓 「こだわってるわけじゃねぇよ。要は面白ければいいんだ。見る側として

   理想的なのは、一瞬で笑わせてくれるような破壊力のある一言を持ってる

   人がいるといいな」


啓 「例えば?」


拓 「大喜利ってあるだろ?お題があって、それにみんなで答えるやつ」


啓 「笑点だ」


拓 「そう。あれをさ、今のお笑い芸人全員でやったら、面白いとおもわねぇか?

   きっとうまい奴、下手な奴はっきり分かれるぜ」


啓 「かもね。でも自信のある人ならいいけど、自信のない人にはちょっと

   かわいそうかも」


拓 「実力がはっきりして良いと思うけどな。うまく笑いをとれない奴は

   テレビに出なくてもいいと思わないか?今お笑い芸人が増えすぎなんだよ」


啓 「おっと、急に批判ですか?」


拓 「要は質の問題だ。なんでもそうだけど、人数が増えるほど、質は反比例して

   落ちていく。弱いやつは淘汰されてしかるべきだ」


啓 「弱肉強食か、それはどの業界でも同じだよね。でも今テレビに出てる人もさ

   かなりの倍率を勝ち抜いているはずだよね。それってもう淘汰されてるとは

   言えないかな?」


拓 「段階だよ。テレビに出るまでが一段階。テレビに出てからが二段階。そこで

   生き残ったやつが、さらに上を目指す権利を得る。っていうシステムだ」


啓 「岩さん、そっち関係に進んだら?」


拓 「何言ってんだよ。俺は一視聴者としての意見を言ってるだけだ

   作る側なんてまっぴらだね。第一、おもしろくなさそうだ」


啓 「でも、批判はするんだ」


拓 「批判じゃねぇって。俺が言いたいのは-」


啓 「言いたいのは・・・?」


拓 「早く帰ってお笑いが見たいってことだ」




 「お待たせしましたー。終わりましたんで・・・」




啓 「終わったってさ。良かったね」


拓 「おし、帰るか。良かったらうち来るか?お前にも漫才の良さを

   教えてやるよ」


啓 「遠慮しとくよ」