川越観光のメインともいえる
一番街にあるきらりと光る刃物が並ぶお店、まちかん。
昨日、ふと入店。
銀の刀や包丁が整然と並び、
しーん
と書いてあるかのように静かな店内。
喧噪の中にある別空間。
その丁寧な言葉使いに格式の高さを感じつつ
店主さんにお話を聞きました。
大根を研いだ包丁で切ったところ
「すぅ~」
という切れ味に脱帽。
断面のつるつる加減が、
触らずとも見て分かる滑らかさ。
高級料理店はこういった包丁を使っているため
美味しさもひと際とのこと。
確かに舌ざわりや出汁のしみこみ方に大きく影響するだろうな。
まちかんさんで包丁を研いでもらうためには
2~3か月待ち。
というのも一本一本時間をかけて、
納得いくまで手で研いでくださるそう。
店主の方が使用していた60年ものの包丁は、
幅1センチ位しかなかった。
切れ味は抜群。
良い包丁を買うのは簡単だけど、
それを丁寧に使い続けることで、
誰にも真似できないものが出来上がる。
時間をかけないといいものができない。
そのようなことをおっしゃっていました。
日々に追われて過ごしてしまっており、
本質を大切にできているか
自問するきっかけになりました。
ありがとうございました。