Question #1
私の支部は「初心者歓迎! アットホームな支部です」と貼り紙をしているのに、いつも常連ばかりで新しい人が来ません。何が問題でしょうか。
Answer #1
あなたが「コンビニ」で買い物をする時、ただ「ありがとうございます」と言われるのと「いつもありがとうございます」と言われるのと、どちらが良いでしょうか?
地域差、世代差はあるかも知れませんが、都市圏に住んでいる人は基本的に「店員に名前や顔を覚えてほしくない」と感じているものでございます。もしお疑いでしたらこちらやこちらの資料を読んでいただくのがよいかと思います。
「将棋を指したい」という欲求と「何らかの community に属したい」という欲求は別物でございます。
定年退職したから何か趣味を初めて趣味仲間を作りたい、と考えている方々に対しては「アットホーム」という宣伝文句は効果的だと思われます。しかし、そういう方々の大部分はすでに自分が属する community を見つけているでしょう。
将棋界に新規にやってくる方は、「将棋が趣味として自分に合っているかどうかを知りたい」ものでございます。もし性に合うなら2回目、3回目も支部にやってくるでしょうし、性に合わないと感じたらそれっきりで終わりにしたい、と考えているものでございます。
そういう方々にとっては、「アットホーム」という宣伝文句は逆効果でございます。そういう方々は、参加費支払いや手合い発表など formal なやりとりを望んでいるのであり、初回から親しく話しかけられたならもう2度と支部には来なくなる可能性も高いです。
また、「初心者歓迎」という言葉が言葉通りに受け取られることは多くありません。「初心者歓迎」を掲げている場に行ってみたらひどい目に遭った、というような話は巷にあふれており、それ故にこの言葉は信用されていません。
本当に初心者を歓迎しているのなら、あなたの支部にどういう初心者が何人くらいいるのか、その初心者たちは普段どのような (どれくらいの手合い割の) 対局をしているのか、を具体的に示す方がよいかと存じます。