TV anime で異世界モノをちょくちょく見かけますので、その枠組みだけ借りて話題にします。
あなたは今の日本とほぼそっくりの異世界に飛ばされました。今の日本と異なる点は、日本将棋連盟、LPSA、日本棋院、関西棋院が存在しない点です。
あなたは、この異世界に飛ばされる際に神から「あなたの使命は将棋又は囲碁のプロ団体を作り文化普及に努めることだ」と言われています。
この世界には、アマチュア選手にそうそう負けることがない将棋指しが200人、アマチュア選手にそうそう負けることがない囲碁打ちが500人います。彼ら/彼女らは、将棋または囲碁を専業にしたいと考えており、あなたが声をかけたら必ず団体に参加してくれます。
この世界には、声を掛けたらそれなりの規模の棋戦の sponsors になってくれそうな会社が、将棋の場合は8社、囲碁の場合は7社あります。ただし、その多くは新聞社であり、新聞業界自体は経営が年々苦しくなってきています。
将棋も囲碁も、嗜む人口は年々減ってきています。それに加えて、日本は長期的に (少なくとも今後50年間は) 人口が減ることが確定しています。
あなたは、公益社団法人・公益財団法人・一般社団法人・一般財団法人のいずれかを選ぶことができます。
あなたは、この組織の本拠地として自己所有の不動産か賃貸かを選ぶことができます。不動産を自己所有した場合、あなたの組織の試算の大部分は固定資産となります。
あなたは、本拠地を1か所に限定したり、「東京」「名古屋」「大阪」のように3か所に分散させたりすることができます。
あなたは、この組織に年金制度を組み込むか組み込まないかを選ぶことができます。年金制度を組み込んだ場合、将棋人気や囲碁人気が落ち込んできても年金受給者に対して年金を支出し続けなければなりません。
あなたは「プロ棋士」を認定する基準を自由に設定することができます。その基準は、「原則として1年間に4人」のようなかなり厳格な基準から、「〇〇推薦」のような柔軟な基準まで、設定方法は様々です。
あなたは「プロ棋士」の引退規程を自由に設定することができます。また、引退規程を設定せずに一旦「プロ棋士」になったら死ぬまで引退しなくてよいという制度設計にすることもできます。
あなたは「プロ棋士」の年収の中央値をある程度制御することができます。「プロ棋士」の人数を絞り込んで世間に高年収の職業と見做してもらうか、逆に中央値が200万円強になってでも「プロ棋士」の人数を増やすか、を選ぶことができます。
あなたは、この団体の職員の人数・人件費を設定することができます。
さて、どんな団体を想定したでしょうか。
それが、あなたが理想とする将棋団体・囲碁団体です。