先日と同様、 指し将が増えないのは何故か から抜粋。匿名掲示板に書かれていることなので真偽は不明です。

1つ目。下線は私がつけています。

手軽に出来るゲームとして将棋を見るならあまりにも勝てな過ぎるからな
CPUの低レベル相手に無双するぐらいの遊び方が自分にはちょうど良かった

当然それじゃ強くなれないがアマ強豪とかになりたい訳じゃないし、
頭の体操や息抜き程度の次元でやるなら負けてストレス溜めたくないしね

この下線部と同じ感覚の方、実は少なくないように思います。(しかし、このように文章化されたものを見つけたのは初めてです。)

そりゃ、対人・対面で対局に勝利すれば嬉しさは大きいと思いますが、手軽じゃないんですよね。大抵の将棋の集まりは参加するだけで半日~1日潰れますし、「1局だけ対局できれば良い」という需要にも合わないです。

そして、上記の方法であれば高い勝率を保つことができます。例えば10局中9局くらい勝利したければ、その程度の CPU を選べばよいわけです。あまりに弱い CPU を選ぶと手ごたえが少なくなりますが、息抜きが目的だからほぼ確実に自分が勝って終われる相手がほしいものです。

2つ目

とにかく初心者には負けてあげることが大事
手加減できないというなら、19枚落ちから始めればさすがに初心者でも勝てる・・・とは言い切れないが・・・

以前、アマ女王の人が小学生と将棋を指してたが、小学生が負けるたびに駒落ちを増やしていって、
最終的には19枚落ち+持駒19枚になり小学生は「これで負けたら将棋辞める!」と言った
そして、小学生は負けた

これが本当の話かどうか分かりませんが、「19枚落ち+持駒19枚」でも勝てない人は勝てないです。

入門者は、駒が浮いているかどうかの認識ができていないことが多いと思います。そういう入門者が相手なら、上手が玉1枚だけの状態であっても歩と歩の両取りなどで歩を1枚獲得することは容易でしょうし、一旦歩を入手したら (入門者が気付かないように) 垂れ歩を作ることも容易でしょう。

駒落ち戦や駒渡し戦は、最初に大きな評価値がもらえるものの、手が進んでいくとその評価値がどんどん減っていく、というようなものだと思います。基本的に長引くほど上手が勝ちやすくなる、ということです。なので、手数が長引かないうちに勝てる能力がないとどんな手合いでも負けることが多くなると思われます。

例えば、日本全国の10枚落ちの棋譜が入手できたとして、終局までの手数と勝者との関係を統計調査したら、30手程度なら下手勝ちが多いでしょうし、200手程度なら上手勝ちが多いと思います。

3つ目 (1)

指す将の初心者に対するマウントがウザい
ソロキャンしてる若い娘に勝手にあれこれと指導してくるキャンプ上級おじさん並にウザい

3つ目 (2)

自分は遭遇したことないけど指導対局で後ろから口挟んでくる爺の話はよく聞く
あと道場で感想戦やってるときに横から口挟んでくる爺がいたけど家帰ってソフトにかけたらそいつの言ってたこと全部間違ってたとか
素人のくせにしゃしゃり出てくるの邪魔でしかない

3つ目 (3)

ちなみにこれ>>147言ってたのわりと若い女性で年配の将棋ファンからのマンスプレイニングが鬱陶しいという流れで出てきたエピソードなので
その場に居合わせただけの娘に無償の接待をさせるなという話でもある
表面的にはにこやかでも内心ブチ切れられてるぞ

ここは難しいところだと思います。将棋の場には「強くなりたい」が 100% の人 (自分が強くなるためには棋力上位目線で色々言われても気にならない人) や「周りに色々言われたくない人」などがいると思います。恐らくもっと細分化可能で、「同程度の棋力の人とワイワイ感想戦するのは楽しいが、自分よりも強い人には口を出してほしくない」という人や「どんな形であっても自分の対局について意見を出してほしくない」という人という感じに分けられるのではないかと思います。

で、将棋界って「ある対局について色々な棋力の人がワイワイ感想戦をすることが楽しい」という文化があると思うんですよね。この文化、私自身は良い文化だと思っているのですが、誰もがこの文化を受け入れているわけではない (特に入門者・初心者はそういう心境ではないことが多い) と認識しておく方がよさそうです。

対局者が女性の場合、更に複雑な気がします。「無償の接待」という要素はありそうな気がしますし、しかもその場合、男性側は「無償の接待」をさせているという自覚がないのではないかと思います。