本日、自動ジグリング器のご購入者様より、
ジグリングについてのご質問のお電話をいただきました。
基本的には、股関節の保存療法でのご使用とのことでしたが、
膝関節症との診断も受けており、膝での使用の仕方についてご説明させていただきました。
自動ジグリング器を使用しての膝ケアの場合、
足を伸ばして、膝の裏側にフットペダルがあたるようにして行います。
その際、フットペダルにタオルを丸めたり、厚めにしいて、
少し、膝が曲がる状態で、器械を動作させます。
(動画でもご紹介しておりますので、ご興味のある方は上記、膝での使用の仕方をクリックしてください)
色々とお話させていただいている中で、
シセイメディカルのホームページにあるハンドジグリングについてのお話になりました。

ハンドジグリング器は、どういった使用をするのかというご質問でした。
ハンドジグリング器は、関節症の保存療法ではなく、
脳卒中後遺症で痙縮と呼ばれるマヒやこわばりを改善するための訓練装置として、
東京慈恵会医科大学附属病院のリハビリテーション科のご指導を受け製造した訓練装置となります。
脳卒中を発症された患者さんは、
体の片側にマヒ、こわばりがのこる場合が多く、その改善のために
療法士の手技により、手や足をゆするリハビリを行います。
その動きを、器械でできないかということで、特定臨床研究をへて開発されたのが、
ハンドジグリングになります。
訓練は、施設での訓練だけでなく、
自主訓練を行わなければなりませんが、マヒのある状態では
なかなか、自主訓練をすることが難しく、
訓練量を増やすことも困難な状況なため、
療法士の介助で受ける訓練を患者さんが自主的に行うためにハンドジグリング器が使われています。
医療的には、
下肢のゆすり運動は、そのままジグリング、
上肢のゆすり運動訓練は、シェイク運動、シェイキング運動と呼ばれ区別されています。
自動ジグリング器もハンドジグリングも、
実際にご利用いただいている医療施設、患者さんの回復、改善して「よかった!」の声を支えに
お届けさせていただいております。