本日、変形性股関節症初期と診断された患者さんからお問合せをいただきました。
診察を受けることになったきっかけは、
座位から、立ち上がる時に感じる違和感と軽い痛みだったそうです。
また、長時間歩行の次に日には股関節に軽い痛みがあり、
念のためと思い整形外科を受診。
その医師は股関節の専門医ではなかったようですが、
レントゲンをとり、
変形性股関節症の初期と診断。
痛み止めと骨を強くする薬を処方されました。
痛みがひどくなるようなら手術を検討した方がよいと告げられたそうです。
その患者さんは帰宅後、
ネットで変形性股関節症について色々調べ、
2回目の受診の時に、
手術を回避する方法はないかと医師にたずねたところ、
治療は手術の方が早いような内容の話をされたと記憶しているとおっしゃっておられました。
その後も、色々と股関節症について調べ、
保存療法があることを知り、
ジグリング研究会のHPに辿り着き、
ご連絡をいただきました。
できれば手術をしたくないとのことで、
症状が軽いうちに保存療法を行いたいとのお話。
お電話で、医師から保存療法についての説明はなかったかとおたずねしたところ、
症状がひどくなったら手術の方が早いと言われただけとのことでした。
痛み止めの薬を処方され3ヵ月毎に経過を診てもらっているとのことです。
通常、
変形性股関節症の診断がされると
まずは、保存療法を行い経過をみることをお話させていただきましたところ、
医師からは筋力をつけるように指示されたとのことでした。
他に、なにか指導はあったかどうかをお聞きしたところ、
手術を念頭に入れたお話があったと言われておられました。
この患者さんのご希望は、手術を回避したいとのことでしたので、
ジグリングによる保存療法についてのお話をさせていただき、
必ずご担当医の経過観察を受けつづけることをお約束いただいて、
医療連携プログラムを利用したジグリング器のお申し込みをいただきました。
次の受診の際に、ジグリングの保存療法を行い始めたことを医師にお話をいただき、
医療報告が必要な場合、研究会にご連絡をいただければご担当医に文献資料をお送りさせていただくこともお話いたしました。
医療情報は基本的には医療従事者にしかお渡しすることができないこともお話をし、
患者さんには、毎日のジグリングを実施していただき、
ご担当医とともに経過をみることをお願いいたしました。
この患者さんのように早い段階で保存療法を実施することで、
症状の悪化を防ぎ、改善、完治もかなり期待できるのではないかと思います。
股関節に違和感を感じたら、できる限り早い段階で、
ジグリングを始めとした保存療法で手術回避の可能性は高まると思いますので、
股関節に違和感を覚えたらまずはジグリング、自力でも器械を使ってもどちらでもよいので始めて見てください。
お近くにご相談できる医療機関やご相談相手がおられない場合は、
ジグリング研究会運営事務局または、シセイメディカルまでご一報いただければ
医療機関のご紹介をはじめ、治療に関するアドバイスをさせていただきます。