経営者と語る「人事マネジメント」 -9ページ目

経営者と語る「人事マネジメント」

人事に秀でた者は、人事考課のための四つの問いを投げかける。第一によくやった仕事は何か、第二によくできそうな仕事は何か、第三に強みを発揮させるには、第四にその下でわが子を働かせたいかである。
ピーター・ドラッカー『マネジメント』

事業の目的とミッションを検討していないことが失敗と挫折の最大の原因である。逆に成功を収めている企業の成功は、「われわれの事業は何か」を徹底的に検討することによってもたらされている。
ピーター・ドラッカー『マネジメント』


ourShimei_l.jpg


事業の目的とミッション

今日は、ある企業の経営幹部の方々と事業の目的とミッションについて討議をしました。かつてアスクルはいち事業部でした。その当時の事業はといえばおそらく、「文具の製造販売」であったと思います。そのアスクルは、自分たちの事業を徹底的に検討したと言われています。つまり、「われわれの事業は何か」を徹底的に検討されたわけです。

それは、売り手側から考えた「自分たちは何を売るか」ではなく、買手側から考えた、「どんなお客さまに、どのよう買って頂くか」について徹底的に検討されました。文房具を入手するのに不便をしている「小規模事業者に、必要なときに、必要なものを、必要な数だけ、買って頂けるようにしよう」というところから始まりました。

結果として、アスクルにとっての「われわれの事業は何か」は、「文具の製造販売」から「オフィスに必要なものをお届けする流通事業」となりました。もしアスクルが、事業の目的とミッションを検討されず、「われわれの事業は何か」を問うことがなければ、そのような成功はなかったに違いないと思います。現在、「われわれの事業は何か」を組織内で、徹底的に話し合っています。

Tel.jpg