10/17 10/16米国市況 | jun1susumuの投資復習ブログ

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【米国市況】株上昇、イスラエル巡る外交努力が支援ドル149円半ば

Rita Nazareth

  • 円は一時対ドル149円76銭に下落、神田財務官の発言を材料視

  • 地政学リスクに加え、本格化する企業決算が今週の注目材料

16日の米株式相場は上昇。イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が中東全般に飛び火しないよう抑制する取り組みが追い風となり、S&P500種株価指数は1%余り値上がりした。

株式 終値 前営業日比 変化率
S&P500種株価指数 4373.63 45.85 1.06%
ダウ工業株30種平均 33984.54 314.25 0.93%
ナスダック総合指数 13567.98 160.75 1.20%

  この日は安全資産への逃避買いが後退。バイデン米大統領がイスラエル訪問を検討しているほか、アラブ諸国を相次ぎ訪問していたブリンケン米国務長官は、イスラエルのネタニヤフ首相と会談するため再び同国に戻った。またロシアのプーチン大統領はパレスチナ自治政府のアッバス議長とエジプトのシシ大統領、イランのライシ大統領、シリアのアサド大統領、イスラエルとハマスの戦争について電話で協議。停戦の必要性で意見が一致したと、ロシア政府が明らかにした。プーチン氏はこれとは別に、ネタニヤフ首相とも協議した。

プーチン氏、中東の4首脳とイスラエル・ハマス衝突を協議

  BMOキャピタル・マーケッツのストラテジスト、イアン・リンジェン氏は「値動きはイスラエル情勢に関する投資家の見通し改善というよりも、むしろ著しい悪化がないことを反映している」と述べた。

  地政学リスクのほか、企業決算も今週の注目材料だ。

  米企業の業績見通しは悪化しており、低迷が続く可能性があると、モルガン・スタンレーとJPモルガン・チェースのストラテジストが指摘した。

  モルガン・スタンレーのマイケル・ウィルソン氏によると、S&P500種構成企業ではここ数週間、業績見通しを上方修正する企業の比率が急減している。シティグループの業績修正指数によると、決算シーズンを前に4週連続で下方修正が上方修正を上回った。JPモルガンのストラテジスト、ミスラブ・マテイカ氏は、こうした状況が今後も続くと予想している。

ウォール街のストラテジスト、米企業収益見通しの悪化に警鐘

S&P500種、大手ハイテク企業がまたも救世主か-利益堅調の予想  

Earnings Downgrades Overtake Upgrades

 

 

  朝方発表された経済指標では、10月のニューヨーク連銀製造業景況指数が前月から低下し、活動縮小を示した。需要の落ち込みを反映した。米フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は、データが急激に変化しない限り、政策金利を現在の水準で据え置くことが望ましいとの見解を改めて示した。

21:30   USD   ニューヨーク連銀製造業景気指数 (10月) -4.60 -7.00 1.90  
ニューヨーク連銀製造業景気指数は、ニューヨーク州の約200の製造業者を対象にした調査により製造業部門の景況感を測定している。新規受注、在庫、設備投資など11の項目でも確認できる。
0を上回る数値は景況感の改善を示すが、0を下回る数値は景況感の悪化を示すフィラデルフィア連銀製造業景気指数やISM製造業購買担当者景気指数に先んじて発表されるため速報性が高い。
予想より高い数値は米ドルにとって買い材料であるとされるが、予想より低い数値は米ドルにとって売り材料であると解釈される。

NY連銀製造業景況指数、再び縮小圏-新規受注や出荷が低下 (1)

フィラデルフィア連銀総裁、金利上昇が住宅値上がり招く-環境厳しく

  ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁はイスラエルとハマスの衝突でインフレ圧力が生じるかを見極めるため、原油価格に注目しているとユーロ圏加盟国の財務相に語った。事情を知る複数の関係者が明らかにした。

ECBはインフレリスク警戒で原油価格注視、総裁が説明-関係者

  一時10%急伸していた暗号資産(仮想通貨)ビットコインは上げ幅を縮小した。ブラックロックがビットコイン現物投資型上場投資信託(ETF)の申請はまだ証券取引委員会(SEC)で審査中だと発表したことを受けた動き。イスラエル通貨シェケルは8年ぶり安値をつけた。

  個別銘柄では、米金融サービス会社チャールズ・シュワブが上昇。現金運用先を見直す動きが7-9月に一段と減速したとの認識を示した。

シュワブの7-9月期、純金利収入が24%減-預金は予想ほど減少せず

  アップルは軟調。最新スマートフォン「iPhone 15」の中国での売れ行きが前の機種をはるかに下回っているとの調査会社の分析が重しとなった。

アップル最新iPhoneの中国販売が低調、前機種大きく下回る-調査会社

米国債

  米国債相場は期間長めの債券が下げを主導イスラエル・ハマス紛争の拡大阻止に向けた国際社会の動きを受けて、資金の逃避先としての需要が後退した。利回りは年限全般で4-11ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇した。

国債 直近値 前営業日比(BP) 変化率
米30年債利回り 4.85% 9.7 2.03%
米10年債利回り 4.70% 8.9 1.94%
米2年債利回り 5.10% 4.5 0.88%
    米東部時間 16時51分

  今週は社債の発行が相次ぐ見通しだ。好調な7-9月(第3四半期)決算を先週発表したウェルズ・ファーゴとJPモルガンは、銀行大手による投資適格級債の起債をけん引。両行はこの日、130億ドル(約1兆9400億円)相当をプライシングする。

  資産運用大手ブラックロックのストラテジストは、米国債に対する「アンダーウエート」の投資判断に修正を加えた。ただ、10年債利回りの上昇に歯止めがかかっておらず、今後も相場が上下双方向に大きく揺れる可能性があり、買いのシグナルを送るには至らなかった。

  同社は16日の週間リポートで「米国で高金利が長期化するとの見通しが織り込まれていることを踏まえ、長期債に対して戦術的には中立になるが、戦略的にはアンダーウエートを維持する」と説明。「10年債利回りが16年ぶりの高水準にあることは、これまで大きく調整したことを示しているものの、当社ではそのプロセスが終わったとはまだ考えていない」と述べた。

為替

  ニューヨーク外国為替市場ではブルームバーグ・ドル・スポット指数が3営業日ぶりに下落。円は通貨当局者の発言を受けて、主要10通貨の中で精彩を欠くパフォーマンスとなった。

為替 直近値 前営業日比 変化率
ブルームバーグ・ドル指数 1269.62 -4.52 -0.35%
ドル/円 ¥149.53 -¥0.04 -0.03%
ユーロ/ドル $1.0559 $0.0049 0.47%
    米東部時間 16時52分

  円は対ドルで一時149円76銭に下落。心理的な節目となる150円に近づいた。ただ、直近ではほぼ変わらずとなる149円50銭台まで戻している。神田真人財務官は16日夕、為替相場が激しく下落した場合には、国は「金利を上げることによって資本流出を止めるか、為替介入で過度の変動に対抗する」と述べた。財務省内で記者団に語った。

為替の激しい下落時、国は「利上げか為替介入で対抗」-神田財務官 (1)

  今後1週間に予想されるドル・円相場の変動率を示すインプライドボラティリティーは、一時5.74%まで下がり、2022年2月以来の水準をつけた。

  ニュージーランド・ドルは対米ドルで上昇。14日投開票の議会総選挙で与党・労働党を破った野党・国民党のラクソン党首が中道右派政権を樹立すると表明したことを好感した。

ニュージーランド政権交代へ、野党・国民党が総選挙で与党に勝利

原油

  ニューヨーク原油先物相場は反落米国がイスラエルとハマスの紛争拡大防止に向けた外交努力を強化したほかベネズエラからの原油輸出増加につながる合意に近づいたことが背景。ただ、イスラエルによるガザ地上侵攻が見込まれており、相場は神経質な状況が続いている。

  米当局者らは戦闘封じ込めを目指し、ハマスを支援しているとされるイランを含む中東諸国の当局者らと相次いで協議している。ベネズエラは来年、より自由な大統領選を行う見返りとして、同国石油業界に対する米国の制裁が緩和されるという合意に近づいている。

ベネズエラ政権、野党の一部と協議再開へ-米国の制裁緩和を狙う

  ただし、イランのアブドラヒアン外相はハマスとイスラエルの戦争について、「拡大する可能性が避けられない段階に近づいている」と警告。紛争拡大のリスクを背景に、オプション市場では価格高騰に備えたヘッジの動きが強まっている。

イラン、イスラエルとハマスの戦争が拡大「不可避」になりつつある

  エナジー・アスペクツの調査ディレクター、アムリタ・セン氏は「この環境でどう取引するべきか、トレーダーらは考えあぐねている」と指摘。「直接的な供給の喪失はない」が、イランなど同地域の大国と地理的に近過ぎるため、安心はできないとの見方を示した。

Crude Falls After $5 Weekly Gain | Oil edges lower amidst US diplomacy in Middle East and Venezuela

WTI先物

出所:NYMEX

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物11月限は、前営業日比1.03ドル(1.2%)安の1バレル=86.66ドルで終了。北海ブレント12月限は1.24ドル下げて89.65ドルで引けた。

  ニューヨーク金相場は反落。先週末は7カ月ぶりの大幅高となっていた。米国とその同盟国はイスラエルとハマスとの紛争拡大防止に集中的に取り組んでいる。

  ただ、イスラエルがガザに地上侵攻する可能性があり、紛争拡大の脅威で金の下値は支えられている。

  ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、前営業日比7.20ドル(0.4%)安い1オンス=1934.30ドルで終了。スポット価格はニューヨーク時間午後2時14分現在、0.7%安の1919.48ドル。

原題:Stocks Rise Amid Efforts to Stifle Israel Conflict: Markets Wrap(抜粋)

原題:Treasury Long-End Leads Drop; Haven Bid Unwinds in Light Volume(抜粋)

原題:Dollar, Yen Underperform Amid Diplomatic Efforts: Inside G-10(抜粋)

原題:Oil Slips as US Diplomacy in Middle East, Venezuela Calms Market(抜粋)

原題:Gold Drifts Lower as US Seeks to Contain Middle East Conflict(抜粋)

 

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