8/31 8/31米国市況 | jun1susumuの投資復習ブログ

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【米国市況】株4日続伸指標下振れで利上げ観測後退-ドル軟調

Rita Nazareth

  • 円は一時1ドル=145円56銭に上昇も下げに転じる、ユーロ高い

  • S&P500種は4500突破、米当局の警告を受けて地銀株には売り

30日の米国株式市場は4営業日続伸。前日に続いて米景気の減速を示唆する経済データが相次ぎ、米利上げが終わりに近づいているとの見方が強まった。

株式 終値 前営業日比 変化率
S&P500種株価指数 4514.87 17.24 0.38%
ダウ工業株30種平均 34890.24 330.26 0.96%
ナスダック総合指数 14019.31 75.55 0.54%

  4-6月(第2四半期)の米実質国内総生産(GDP)改定値前期比で年率2.1%増と、速報値の2.4%増から引き下げられた。

🔴09:30 PM
  US
GDP Growth Rate QoQ 2nd Est Q2 2.1% 2% 2.4% 2.4%

設備投資の下方修正が全体の数字に響いた。

8月の米民間雇用者数は17万7000人増と、伸びがこの5カ月で最小となった。

🔴09:15 PM    US ADP Employment Change AUG    177K    371K ®    195K    210K

一方、7月の米中古住宅販売成約指予想外に上昇し、2カ月連続のプラスとなった。

🔴11:00 PM    US Pending Home Sales MoM JUL    0.9%    0.4% ®    -0.6%    -0.4%
Pending Home Sales MoM JULとは、米国の住宅販売保留件数の7月の月次変化率を表します1。住宅販売保留件数とは、売買契約が成立したが、まだ所有権が移転していない住宅の件数です2。この指標は、米国の住宅市場の動向を反映するものと考えられています。

7月には、住宅販売保留件数は前月比0.9%増加し、高値や住宅ローン金利の上昇にもかかわらず、2か月連続で上昇しました

米GDP、4-6月改定値は2.1%増に下方修正-個人消費は堅調 (2)

米民間雇用者、この5カ月で最小の増加-労働市場のシフト鮮明に (1)

米中古住宅販売成約指数、予想外に上昇-2カ月連続のプラス (1)

  S&P500種株価指数は節目として意識される4500を突破アップルが大型株の上げを主導する一方、地銀は売られた。米連邦準備制度理事会(FRB)が資産規模1000億ドルー2500億ドル(約14兆6000億円-36兆5000億円)の銀行に対して、非公開で一連の警告を発したとの報道が重しとなった。

米銀行監督当局、一部地銀に是正措置の強化要求-関係者 (1)

  米連邦公開市場委員会(FOMC)会合に連動する金利スワップ契約が織り込む年内25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の追加利上げの確率は50%を割り込んだ。29日に予想を下回る求人件数や消費者信頼感データが発表される前の時点では予想確率が約75%に上っていた。

  ネーションワイドの投資調査責任者マーク・ハケット氏は「経済減速を受けて米金融当局が積極的な姿勢を緩めるとの読みから、市場では『悪いニュースは良いニュース』と受け止められている」と指摘。これにより投資家の不安が和らぐ一方で、株高の継続には企業利益の回復が不可欠なため振り子が揺れ続ければリスクの要素が加わる」と述べた

  市場の期待と比較した経済の力強さを示すシティグループ経済サプライズ指数は、今月に入り80を突破していたが、その後は低下傾向が続き50を割り込んだ。ハケット氏によると、エコノミストが現実に即して予想を調整していることを示しており、上振れは難しくなってきている。

Sluggish Data | Citigroup Economic Surprise Index deepens slide below 50

 

 

  プラント・モラン・ファイナンシャル・アドバイザーズの最高投資責任者(CIO)、ジム・ベアード氏は「現時点で経済の実態はおそらく中程度」とみている。その上で、米金融当局による引き締め終了につながり得る『熱すぎも冷たすぎもしない』状態に米経済が向かう兆しが見受けられる限り、投資家は少なくとも一時的にはプラスだと解釈するだろう」と述べた。

債券

  米国債相場は小幅高。30年債を除き、指標銘柄の利回りは一時、いずれも約2週間ぶりの低水準をつけた。予想に反して米GDP改定値が下方修正され、金融当局が注視する個人消費支出(PCE)コア価格指数も速報値から下方修正となったことが意識された。

国債 直近値 前営業日比(BP) 変化率
米30年債利回り 4.22% -1.0 -0.24%
米10年債利回り 4.11% -1.2 -0.28%
米2年債利回り 4.88% -1.6 -0.34%
    米東部時間 16時46分

  GDP統計発表の約10分後に先物相場で2つの大口ブロック取引が行われたことも、利回りの低下を増幅したもよう。GDP発表前はドイツのインフレ統計を受けて独連邦債が下げる中、米国債にも売りが波及していた。

為替

  ニューヨーク外国為替市場では、GDP改定値の下方修正を受けてドルが売られやすい地合いとなった。米金融当局は政策決定はデータ次第との姿勢を強調しており、市場では神経質な展開が続いている。

為替 直近値 前営業日比 変化率
ブルームバーグ・ドル指数 1236.32 -1.45 -0.12%
ドル/円 ¥146.23 ¥0.35 0.24%
ユーロ/ドル $1.0924 $0.0044 0.40%
    米東部時間 16時46分

  ブルームバーグ・ドル・スポット指数は一時0.3%まで下落したが、その後はやや下げ渋った。円は早い時間に対ドルで145円56銭まで買われたが、その後は下げに転じた。

円の対ドルでの反発、持続は見込み薄-月末の調整フローが逆風に

  ソシエテ・ジェネラルのストラテジスト、キット・ジャックス氏はGDP統計を受けて「国債利回りが低下し、米金融当局による利上げ観測が後退した」と指摘。だが、9月1日に発表される8月の雇用統計が強い内容になれば、逆方向に急旋回するシナリオもあり得るとし、「ドル安を受け入れたい気持ちもあるが、まだ確信が持てない」と述べた。

  ブラウン・ブラザーズ・ハリマン(BBH)の為替戦略グローバル責任者、ウィン・シン氏は「市場はあらゆるデータに過剰反応する状況にある。その良しあしや重要度にかかわらずだ」と指摘。「残念ながらこれは当局のデータ次第の姿勢がもたらしたものであり、9月FOMC会合まで続く」と語った。

  ユーロは対ドルで上昇。8月のインフレ統計で、スペインは加速する一方、ドイツでは想定ほど低下しなかったことが材料視された。

ドイツとスペインのインフレ下げ渋る、ECBは警戒を継続

  マネックス・ヨーロッパの外国為替分析責任者、サイモン・ハーベイ氏は「欧州中央銀行(ECB)は現段階で利上げサイクルの停止を正当化しにくいと当社ではみている」と述べた。

原油

  ニューヨーク原油相場は小幅高。米原油在庫が大きく減少したものの、強い材料にはならず。夏の薄商いを1バレル当たり81ドル台で終えた。

  米エネルギー情報局(EIA)の週間在庫統計によれば、先週の原油在庫は1060万バレル減少し、昨年12月以来の低水準となった。しかしこの統計に市場はほぼ無反応だった。在庫減少幅は一部の業界リポートと整合するとして、一時は小幅安になる場面もあった。

  CIBCプライベート・ウェルスのシニア・エネルギー・トレーダー、レベッカ・バビン氏は「市場の反応には夏が終わりに近づいた無気力のようなものと、年末に向けた追加供給への懸念が反映されている」と分析した。

  石油輸出国機構(OPEC)に加盟するガボンでは、軍が権力を掌握。26日に行われた選挙を無効とし、国の機関を解体したと国営テレビで発表した。原油生産や輸出に支障が生じているとの報告はない。

US Stockpiles Draw Over 10 Million Barrels | Crude has remained rangebound for most of the summer

上段:WTI先物、下段:エネルギー省の原油在庫水準

出所:ブルームバーグ、EIA

  原油価格は7月に大きく上昇したが、8月に入ってからは1バレル当たり80ドル近辺で伸び悩み。この日の出来高は平均水準を下回り、先物のボラティリティー(変動性)は2020年以来の水準に低下。材料難の状況を浮き彫りにした。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は前日比47セント(0.6%)高い1バレル=81.63ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント10月限は37セント上昇の85.86バレル。

  ニューヨーク金相場は続伸。予想より弱い米経済データを受けて、9月の利上げ観測が後退した。

Gold Extends Gains Above $1,900 | Rally has failed to entice investor interest

金スポット価格

出所:ブルームバーグ

  前日には米求人件数がこの2年余りで最も低い水準となったことを受けて、金は上昇。利上げ圧力が和らぐとの見方から、スワップ市場では9月利上げの織り込み具合が後退した。

  金利の上昇は通常、利息を生まない金投資にはマイナス材料となる。金スポット価格は8月後半に値を戻し、1オンス=1900ドルを上回った。ただ、金価格連動型の上場投資信託(ETF)に投資家の買いが戻ったかどうかはまだ不透明だ。

  この先ドル高となれば金の上昇余地が限られる可能性がある。9月は通常、期末の買いでドルは上昇する傾向がある。また株式市場が下げる傾向で知られる10月を控え、一般的に9月はドルへの逃避買いが増える。

  金スポット相場はニューヨーク時間午後2時25分現在、前日比0.3%上昇の1オンス=1943.60ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は7.90ドル(0.4%)高い1973.00ドルで引けた。

原題:Stocks Up Again in ‘Bad News Is Good News’ World: Markets Wrap

Stocks Up Again in ‘Bad News Is Good News’ World: Markets Wrap

Treasuries End With Small Gains After Supportive Economic Data

Dollar Falls After US GDP Revised Lower; Pound Up: Inside G-10

Oil Edges Up as Traders Take US Crude Stockpile Drop in Stride

Gold Extends Gains After US Jobs and GDP Data Misses Estimates(抜粋)

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