2/24 米国市況 | jun1susumuの投資復習ブログ

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【米国市況ドル134円台後半株上昇、インフレ指標控え神経質な展開

Rita Nazareth

  • 円は対ドルで上昇、一時135円36銭に下げる場面も

  • 米経済「先には何か恐ろしいものが待ち受けている」-ダイモン氏

 

 

23日の米株式相場は上昇。翌日にインフレ指標の発表を控えて変動の大きな相場展開となったが、ハイテク銘柄に買いが入り、プラス圏で終了した。積極的な米利上げが続く中、経済のソフトランディングがなお可能かどうかを市場は見極めようとしている。

株式 終値 前営業日比 変化率
S&P500種株価指数 4012.32 21.27 0.53%
ダウ工業株30種平均 33153.91 108.82 0.33%
ナスダック総合指数 11590.40 83.33 0.72%

  S&P500種株価指数は上昇で始まり1%近く上げた後、いったん下げに転じ、午後に再びプラス圏となった。S&P500種の上昇は5営業日ぶり。今週割り込んだ支持線の4000をこの日は回復し、昨年10月安値からの重要な上昇トレンドラインを小幅ながら上回った。ハイテク銘柄中心のナスダック100指数はアウトパフォーム。マイクロソフトやアップルが一時の下げから回復したほか、強気の売上高予想を示したエヌビディアは14%高となった。

エヌビディアが強気予想、AI取り組み奏功か-時間外取引で株価上昇

  24日発表される1月の米個人消費支出(PCE)統計では、総合とコア両方で物価上昇の前月比加速が見込まれている。23日朝に発表された2022年10-12月(第4四半期)の米実質国内総生産(GDP)改定値は、速報値から下方修正。米金融当局が重視するインフレ指標は速報値から上向きに修正された。また別に発表された米失業保険の新規申請件数では、労働市場が相変わらずひっ迫していることが示唆された。

米GDP10-12月改定値は下方修正、消費鈍る-物価は上向き改定 (2)

米新規失業保険申請、3週ぶり低水準-継続受給者は3万7000人減 (2)

  マーケットフィールド・アセット・マネジメントのマイケル・ショール最高経営責任者(CEO)は、米経済の安定継続を示す明るい兆候と、この底堅さが政策当局の厳しい対応を招くとの懸念の間で、投資家は身動きが取れなくなっていると分析。その上で、「状況が悪化する可能性は確かにあるが、景気サイクルが急速に悪化するとの懸念は消え去ったようだ。最近の経済データと企業業績は共に、成長ペースは刺激策で押し上げられた時期からは減速しているものの、明白な低迷期には入っていないことを確認している」と述べた。

  年初からの急速な株価上昇が2月に止まったことを受け、個人投資家は再び弱気な見方を強めている。米個人投資家協会(AAII)の週次調査によれば、市場が注目するブルベア・スプレッドは22日終了週にマイナス17と、年初以来の悲観的な見方になっていることが示された。

  クオンツ投資を手掛けるAQRキャピタル・マネジメントの共同創業者クリフ・アスネス氏は、インフレが市場の期待通りに大きく低下しない場合、米国株はマクロ面のショックを受けやすくなると警告。株式は昨年下落したものの歴史的に見てなお割高だと、ブルームバーグテレビジョンで述べた

  JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOは、米経済にはなおソフトランディングの可能性が残されてはいるものの、克服すべき障害はあると指摘。米経済専門局CNBCでダイモン氏は、「現在のところ米経済は非常に順調だ。消費者の資金は潤沢で、支出に回している。仕事も豊富にある」としつつ、「先には何か恐ろしいものが待ち受けている」と語った。

米国債

  米国債は上昇米経済見通しを巡るJPモルガンのダイモン氏とサマーズ元米財務長官の発言に反応した。また供給見通しの改善とショートカバーも相場押し上げに寄与した。朝方には一時下げ、5年債と10年債の利回りが年初来高水準に上昇する場面もあった。

国債 直近値 前営業日比(BP) 変化率
米30年債利回り 3.88% -3.0 -0.77%
米10年債利回り 3.88% -3.1 -0.79%
米2年債利回り 4.70% 0.2 0.04%
    米東部時間 16時20分

外為

  ニューヨーク外国為替市場では、ドル指数が低下ダイモン氏とサマーズ氏の発言に反応して、米国債利回りが下げたことが影響した。

  円は対ドルで上昇し、1ドル=134円台後半。朝方には、米経済指標や日本銀行の黒田東彦総裁の発言に反応して一時135円36銭に下げ、年初来安値を付ける場面もあった。

黒田総裁、日銀は緩和を継続-インフレは23年度半ばに2%未満へ (2)

為替 直近値 前営業日比 変化率
ブルームバーグ・ドル指数 1248.70 -0.68 -0.05%
ドル/円 ¥134.72 -¥0.12 -0.09%
ユーロ/ドル $1.0596 -$0.09 -0.08%
    米東部時間 16時20分

原油

  ニューヨーク原油先物相場は7営業日ぶりに上昇。昨年12月以来の最長下落局面がストップした。前日に売られ過ぎを示す領域に近づいたあと、買いを入れる動きが強まった。

  USバンク・ウェルス・マネジメントのシニア投資ストラテジスト、ロブ・ハワース氏は「夏季にもまだ入っておらず、冬季もまだ終わっていないショルダーシーズン(最盛期と閑散期の間)で動きにくく、市場は足踏みしている」と述べた。

  ニューヨーク商品取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物4月限は、前日比1.44ドル(2%)高の1バレル=75.39ドルで終了した。ロンドンICEの北海ブレント4月限は1.61ドル高の82.21ドル。

  ニューヨーク金先物相場は4営業日続落。米政策金利の軌道を意識する展開となり、スポット相場は一時年初来の安値に下げた。

  米失業保険の新規申請件数は先週、予想外に減少。3週間ぶりの低水準となり、労働市場が相変わらずひっ迫していることが示唆された。2022年10-12月(第4四半期)の米実質国内総生産(GDP)改定値は、速報値から下方修正された。個人消費の下向き改定が響いた。米金融当局が重視するインフレ指標は速報値から上向きに修正された。

  オアンダのシニアマーケットアナリスト、エド・モヤ氏は「米金利がどこまで上がるのかに関し、市場での見解一致は近いとみられる中、金は動きづらい状態が続いている」と指摘。経済指標を受けて「米金融当局がさらに動くリスクは高まっている」とし、来月に雇用やインフレのデータが発表されるまで「金の著しい上昇は妨げられるだろう」と述べた。

  ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は、前日比14.70ドル(0.8%)安の1オンス=1826.80ドルで終了した。スポット価格は一時0.4%安の1817.58ドルを付けた。