東京株式市場は下落。米ハイテク株が安く、日本でも半導体関連を中心に売りが広がった。午後の取引時間中に業績を開示した第一三共やHOYAが値を崩したのも投資家心理を冷やした。米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に買い控えムードも続き、銀行や保険などの金融株の下げも目立った。
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市場関係者の見方
三菱UFJ国際投信の石金淳チーフファンドマネジャー
- 米株安に加え、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えていることもあり買いが入りにくかった。株価上昇を意識した米当局のタカ派的な発言への警戒が高まっている
- 月末ということもあり売りが出やすかった。1月に入って日経平均は上昇してきたが、足元では2万7500円が壁となり上値が重くなっている印象だ
- グロース(成長)株が軟調だったのは、米国の大手ハイテク企業の決算発表を控えて電機や精密機器株に売りが出やすくなっているからだ。前週まで水準を切り上げてきたナスダック総合指数には短期的な過熱感もある
大和証券の壁谷洋和チーフグローバルストラテジスト
- 前日の米国株はナスダック総合指数が大きく下げ、投資家心理は上向きにくかった
- 前週まではインフレ指標が落ち着く中で、米利上げ幅が0.25ポイントに縮小し3月には利上げ打ち止めになるとの観測からグロースのハイテク株が上昇してきたものの、いったん小休止してきたようだ
- 半面、割安感のある銘柄に着目して下値では買う動きがあるようだ。相場全体が上昇し、個別決算に着目して相対的に出遅れている銘柄には買いが入りやすいのだろう
東証33業種
| 上昇率上位 | 電気・ガス、金属製品、海運、食料品 |
| 下落率上位 | 銀行、鉱業、医薬品、保険 |
背景
- 中銀は利上げ継続を、インフレの持続的鈍化明白になるまで-IMF
- 第一三共:通期営業利益予想据え置き、市場予想下回る
- HOYA:通期売上高予想下方修正、市場予想とほぼ同じ
- ドル・円相場は1ドル=130円台前半で推移、前日の日本株終値時点は129円65銭
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