こんにちは。

いつもご訪問ありがとうございます。

 

ニューヨークの日本クラブさまで、はじめて練り切りのクラスを開催させていただきました。ニューヨークにお住まいの方はもちろん、他の州からの参加者も迎えて、とても楽しいクラスとなりました。

 

今回は5月の花、芍薬と花菖蒲を作りました。

 

そして大変光栄なことに、日本クラブさまからインタビューをして頂きましたので、ここでご紹介させてください。

 

 

和菓子には日本が詰まっているように感じます

 

1.  和菓子づくりを始めたきっかけは?

15年くらい前でしょうか、仕事や旅行好きもあって、海外に行く機会が多かったんですね。訪れる先々で地元の方々が、その場所の文化のことについて教えてくれたりして、違う文化に触れることが多かったと思います。そんな時「自分も日本人としてもっと日本のことを知って、海外の人に伝えたい」と思ったんです。食べることが好きだったので、まず懐石料理を習ってみました。でも懐石って材料を揃えるのがとても大変なんですよ。できれば自宅でできるものがいいなと思ってたところ、最後のデザートの和菓子が目についたんです。

 

2.  どのようにして和菓子を勉強されましたか?

料理学校の和菓子のコースで勉強しました。習い始めると、シンプルな材料なのに驚くほど種類があって、知らないこともたくさんあって、夢中になりました!その頃はまだ会社員として仕事もしていたので、週末や集中コースを受けるなど、時間を工夫して通いました。和菓子の先生のお免状を取って、100種類以上の和菓子の作り方を習っても、もっともっと習いたくなるんですよ。奥がとっても深いんですね。

 

3.  日本とアメリカで活動されているとのことですが、現在はどのような活動をされていますか?

現在の拠点はアメリカで、基本的には和菓子づくりを教えています。他にはネットでオーダーを受け付けて和菓子の販売も行っています学校やコミュニティなどの文化イベントにお声をかけていただいて、デモンストレーションや教室を行ったりもします。以前は毎年日本に帰って、和菓子を教えて、販売も行っていました。実は日本で琥珀糖の本を出版する機会がありまして、その本や私のホームページを見て和菓子のオーダーをいただいたりします。やはりお茶会が多いですね、日本では。その他にはクリスマスや結婚式などでお出しするためにご注文をいただいたりします。ちょっと今はコロナの影響で帰っていませんが。

 

4.  オンラインで和菓子づくりを教えられていていかがですか。 

物理的な距離を超えて、教えることができるので、逆にクラスがとても増えました。もう一つのメリットは、生徒さんは慣れたご自分のキッチンから参加されて、一緒に作れることですね。だからクラスの後もご自宅で簡単に再現できるようです。「意外と簡単にできますね。」「出来立ては美味しいですね」って感想をいただくと嬉しいですね。でも、においを届けることができないですし、味を試していただけないので、イベントのデモンストレーションの時は、言葉で表現するしかないので苦労します。実は昨日、近くの大学の文化祭に呼ばれて、桜の練り切りを作る教室を行ってきました。桜の写真も一応お見せしてから作り始めたんですが、レインボーカラーや、青、緑の桜の練り切りも出来上がって、自由な発想に驚かされました。クリエイティブですよね。

 

5.  和菓子の魅力とはなんでしょうか。

食べて美味しい日本の文化ではないでしょうか。和菓子を通して、自分の国の文化や習慣を改めて知ることができたと思います。例えば、9月9日の重陽の節句は和菓子を習い始めて知ったんですよ。また、ビジュアル的にも自由自在に変えられるので、創作意欲も刺激されます。ただの丸でも、実は美しさを出すための工夫がされていたり、お菓子の小さな空間に色のグラデーションがつけられていたり、季節も織り込んで作り上げる繊細な日本の美意識の高さを感じます。学べば学ぶほど、もっと学びたくなりますね。一人でも多くの方に和菓子作りを体験していただいて、和菓子の魅力を知っていただけたらと思っています。

 

 

日本クラブさま、インタビューをしてくださってありがとうございました。

 

 

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