以前、京都の西本願寺近くにある「亀屋陸奥」さんを訪ねた際、

あいにく定休日と重なり、静かに佇む看板だけをカメラに収めて帰ったことがありました。

 

 

今回の京都訪問でようやく暖簾をくぐることができました。

 

 

歴史を感じる看板には、

大きく「松風」とあります。

 

 

店内にも、古い書が飾ってありました。

 

ようやく手にしたそのお菓子には、

想像以上の重厚な風格が漂っています。

 

 

この「松風」の始まりは、戦国時代。 

 

織田信長と戦う石山本願寺の門徒たちが、

兵糧として作ったものが始まりと言われています。

 

のちに豊臣秀吉が本願寺を京都へ移し、

平和な時代のなかで菓子として親しまれるようになりました。

本願寺の門主に詠まれた歌から名付けられたというこのお菓子。

 

 

裏側には何もついていない(裏寂しい)ことから、松風(待つ風)と

「裏がない」をかけた、京都らしい洒脱な命名です。

 

実際にいただいてみると、

白味噌のほのかな塩味が心地よいアクセント。 

 

 

私自身、アメリカで日々和菓子と向き合っていますが、

極限まで削ぎ落とされたシンプルな材料で、

これほどまでに深い精神性を宿した菓子が作れるのだという事実は、

大きな勇気を与えてくれます。

 

一筋縄ではいかない歴史を乗り越えてきた「老舗の風格」。 

その一切れを、背筋を伸ばしてアーカイブに加えます。

 

京都 亀屋陸奥

 

 

 

 

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