発達障害について。
学習障害について。
SNSを見ていたら、
いろいろな情報があふれていて![]()
その情報には…
明らかに違うものがあります。
私は学校巡回心理士として、
困っている児童生徒を見てきました。
ウイスク検査の前は、
1限目の授業をしーっかり見る![]()
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もちろん、
児童は、あの人だれ〜![]()
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チラチラ見ますね。
かわいい![]()
だから、
ちゃんとあいさつ![]()
おはようございます!
え?小さいな(笑)
はい、もう一回、
おはようございます。
今日はみんなの授業を見にきました。
つかみOK

全体を見るふりしながら、
検査予定の児童は詳細に観察します。
(一斉指示の反応、ノートの書字、机の中など)
今、思えば、
字をうまく書けず、
大きさがバラバラだったり、
判別もむずかしかったり、
読み書きが苦手な子どもが多かった。
処理速度はやや低く出るけど、
みんながみんなではありません。
実は、
点数が低い理由(学習の困難)は、
子どもそれぞれ。
おおまかな指標だけではわかりません。
少し話すと、
手先の不器用(運筆の弱さ)なのか、
図形や文字をとらえる力が苦手なのか、
などなど。
複雑な要因は重なっていて、
困難やその表れ方は多様なのです。
検査はたくさんあり、
その検査の関連性も考えながら、
将来的な見立てを必ずします![]()
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スクールカウンセラーもそうですが、
発達検査の実施、採点、解釈は、
十分な専門的研修や経験を重ねた心理職が、
行わなければなりません。
心理職は、
単なる結果を伝えるだけでなく、
その子どもの今後の学習や生活に役立つ、
具体的な見立てやアドバイスが求められます。
ウイスク検査をする者であれば、
一度は手にした専門書に必ず書いています。
残念ながら、
現場経験の浅い心理職や教員、
発達検査を実施した経験をもたない者が、
結果だけをステレオタイプ的に伝える。
そんな心理職が最近は多い。
スクールカウンセラーに対し、
発達検査を実施したことがあるか、
(昔ではなく最近、大学院でなく仕事として)
質問してよいと考えています。
その心理士が、例えば、
私は大学院でちょっと学んだだけです。
そのため、すみませんが、
ウイスクの見立てや助言は自信がありません。
正直に言える心理職、スクールカウンセラーは、
かなり信頼できる人でしょう。
私も、まだまだ、まだまだ。
検査は何千回してもそうですし、
新しい考え方も出てきます。
で、最後、学習障害について。
私の考えは、
早めの介入がいい。
早ければ早い方が良いと考えます。
その子どもに合わせた個別的指導が必要。
支援計画の内容として、
その子どもが小学低学年であれば、
高学年あたりで普通級に戻せるようにしたい。
あくまで一般論であり、
その子どもによって修正はしますが、
学校の教育体制に改善が必要なら、
遠慮せずに進言します。
学習障害の可能性がある場合、
子どもの精神的疲弊はかなり大きい。
周りに比べ自分はできないと辛いものです。
しかし、その子にとって、
できないことが当たり前なので、
できないことを注意してはいけません。
教師や保護者の関わりで、
焦りや劣等感などが生じることもあり、
健全な成長を阻みます。
子どもは成長します。
その子どものペースを心理士は見立てます。
あちゃー![]()
こんな時間になってしまいました。
ごはん食べますね![]()


