PTSD を専門的に知らない人 | 心理カウンセラーのつぶやき

心理カウンセラーのつぶやき

前職では児童、女性問題等を主に担当。今は司法矯正や依存症等の心理専門職。対人援助職はさまざまな現場で臨床経験を積みながら、生きづらさを抱えた方のお手伝いができる専門職と考えています。統合的心理療法を実践。実はお笑い好きカウンセラー。

こんにちは



最近、ネットを見たら、

元フジのアナウンサー女性の記事ばかり

彼女がどのような心的外傷を負ったのか、

わかりません。



ただ、



自分のPTSDを短期で乗り越えたなら、




その女性は、




支援を受けれるかなり恵まれた環境にいて、




元々の素晴らしい知性と外的な傾向があり、



負けない心が強いと推察します。



何より…




9,000万で和解するすごさ凝視

彼女はもらっていないと言ってるようですが、

弁護士報酬がだいたい10%〜15%なので、

8,000万近くはもらっているはず。

額がしっかり明示されているから、

(通常、週刊誌は、約〇〇万と書きます)

確実な情報のはず。



自尊心の高さはすごい。



アナウンサーは自尊心の強さがあって、

成功するのでしょう。

立ち直ったのは良かったです。




ただ、この方の発言で、

勘違いをしていると思う言葉があります。



「同じような苦しみを抱えた人の助けになりたい」



この言葉です。



この言葉で、

今の行為を正当化し納得している自分に、

たぶん疑問を感じないのでしょう。

まだお若いし、社会性がそこまでなければ、

仕方ないことかもしれません。


ただ、この方は、



他人からの忠告は受け入れない気がします。

自分が正しいと強く思っている、

そんな人みたいだから。



で、私が感じたこと。



同じような苦しみって何を言ってるのか、

全くわかりません。





被害者の方にたくさんお会いしますが、




同じ苦しみはありません。





専門家として言わせていただくなら、




その人の苦しみはその人のもの。

他人はわからないのが当たりまえです。

わからないから、

心の声を聞かせてくれてありがとう…

そう感謝して、



カウンセリングをします。




カウンセリング手法はいろいろあります。

いつも悩み、

自分が心理職としてどうあるべきか、

追い求める日々です。




守秘義務があるから、

PTSD の原因になった出来事は話せない。

そんな方が、

何の助けになるつもりでしょうか。




世間に影響力を持つ人が、

自分のPTSD しか知らないのに、

いろいろ話すのはリスクが大きい。





彼女の話はもう疲れるから、

今日でおしまいびっくりマーク