宝山寺 | ディックのロードバイクと共に

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50代にして始めたロードバイク 。様々な艱難を克服した満身創痍のローディーが綴るブログです。興味を持たれましたら、どうぞご一読ください。

宝山寺といえば初詣の思い出

 

奈良県生駒市にある宝山寺(ほうざんじ)。

商売繁盛の神様としても有名なお寺。父が商売をやっていたので、中学に入学するまでは正月はここに初詣に来ていました。でも子供の頃のことだし、遠方から高速を乗ってきたことと、えらく山の上にあることくらいしか覚えていませんでした。

 

時が流れ、現代。

その宝山寺が清滝峠からはそんなにも遠くないことと、猫店長が時折宝山寺に出没しているので、幼少の頃を思い出すために登ってみることにしました。

ちなみに宝山寺に登るにはどのくらい勾配なのか、猫店長のStravaログを向かいがてらチェック。(それまでノーチェックの準備不足)

 

 

あれ、そんなに勾配キツくないんだ、3.2%なら軽い軽い。猫店長にしては珍しく緩いクライムだなぁ なんて、この時は思ったのが運の尽き。冷静に考えれば、ヒルクライムが何よりのご馳走である猫店長が3%とか5%くらいのクライムを好んで何度も登ることはないはず。

 

近鉄生駒駅を横目に見て通過して、そのまま奈良線を跨る橋を超えると、そこが宝山寺TTのスタート地点。目に飛び込んできたのは、生駒ケーブルの線路と並行する延々と続くかのような登り。

 

 

サイコンモニターでは6~8%の表示。

平均3.2%だから、最初きつくて後半で緩むというルートやな なんて、ハァハァしながら考える単純な思考。明らかに酸素不足で思考が回っていない。

 

 

しかし長いな とまだ余裕をかましています。

 

 

直線路を登りきると、こんどはヘアピンカーブの連続。写真は2つ目のヘアピンだけど、勾配は一切緩むことなく、ますますキツくなるばかり。10%をきることはなくなりました。

 

 

2つ目と3つ目のヘアピンの間には、また直線路。そしてヘアピン4つ目あたりでは13%越え。

 

このあたりに住んでいる人達、剛脚揃いかも。

 

さすがにこのあたりでおかしいと気づいたけど、時すでに遅し。ここまで来たら引き返すもなにも、登るしか選択肢はありません。

猫店長の走る登坂路は甘くな~い と心の中で叫びながら、ペダルを回し続けていきました。

 

 

これは6つ目のヘアピンを上から撮影したもの。写真からだけでもキツいのが見てとれます。

 

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そして7つ目のヘアピンを抜けて、直線路を登っていくと有料道路入口ゴール。

 

スタートから一度も脚を休める区間なく、ただただ登り続けるだけのセグメントでした。

 

帰宅して、もう一度セグメントをチェックすると、最初に見たときと全然違う!。

 

 

平均勾配が10%越えではないか! そりゃしんどいはずだわ。

最初にチェックしたログはこれを2回登ったものだけど、それでも2回目の登りの記録は出るはず。なぜ3%と詐欺のような数値が表示されていたのかは不明。猫店長が仕掛けたワナかもしれんな。

 

 

僕は1回で満腹だったけど、猫店長はここを一度に3回とか4回登るので、やはりすごいわ。

 

この日の気温は意外と低かったけど、関係なく汗だくになりました。

 

 

 

登り終えた後、宝山寺の参道まで入ってみました。

思い出したのは、お参りにいくこの参道の両側に露店が並んでいて正月らしい雰囲気の中、傷痍軍人さん(戦争で手や足を失った人)が道端にゴザを引いて座っていたこと。

子供心に結構ショッキングな光景であったことを、昨日のことのように思い出されました。

 

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この平和が続きますように そう願うばかりです。

 

 

この日の走行データ。

距離 47km 獲得標高  804m