生き残る ためとは言えど ただ無念
事業育てた 人にとっては
パナソニックが携帯基地局事業を、
通信機大手ノキアへの売却を検討しているという。
会社からの正式発表ではなさそうだが、
各社から報道されているのでほぼ間違いなさそう。
売却額は数十億円規模、年内に完了するとのこと。
かって基地局事業を立ち上げたのは松下通信工業。
総力を結集して開発したW-CDMA無線基地局装置を、
2000年にドコモに納入して3Gサービス開始を支援し、
携帯事業でのトータルサプライヤーの夢を実現させた。
社運を賭けた挑戦により事業規模は大きく膨らんだ。
事業開始当初の携帯基地局事業のライバルは、
NEC、沖、エリクソン、モトローラ、シーメンスといった古豪。
しかし今では中国メーカーが台頭して市場は様変わり、
競争に勝ち抜くにはどこより強力な布陣が求められる。
人員削減を続けた現状では、事業継続断念も時の流れ。
昨年度はヘルスケア事業を米国投資会社に売却し、
グループ内の物流事業も日本通運に譲渡した。
さらには人材派遣事業の売却検討も報道されている。
生き残るためのやむを得ない施策とはいえ、
事業を育てたOBにとっては断腸の思いに違いない。
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松下通信の半世紀の事業の歴史