日本の 首相を決める 代表選
今一欠ける 盛り上がり
鳩山前首相の理解に苦しむ仲介もあったけれど、
ともかく民主党代表選は二人の一騎打ちとなった。
14日の投開票日まで丁々発止の駆け引きが続く。
しかし、日本の首相を決めることになる選挙というのに、
何となく白々とした空気が流れているような気がする。
盛り上がりに欠ける一つの理由は、
国会議員の中から国会の議決で首相が選ばれるというルール。
国民に選択権があったのは総選挙まで。
民主党を政権党に選んだ以上、どなたが代表者になろうが、
次の総選挙までは、ただただお任せするしかない。
もう一つの理由は、
お二人とも、正直なところ、器として魅力なく、
勝ってほしいという思いが持てない点。
菅氏は、「脱官僚」の勢いがいつのまにかしぼんでしまい、
小沢氏は、「政治資金運用」の胡散臭さが拭い去れない。
政権抗争の通常のイメージは、
権力の座にあるものが手腕を武器にし、
立ち向かうものが民の声を支えにする。
ところが今回の代表選は、全く逆のパターン。
最後は立ち向かう側の手腕で勝負が決まりそうに思う。
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