当社がネットワークカメラを納入しているある大手企業での
今後の導入拡大についての打合せに出席した。
いつもは車で1時間ほどの所、
今回は初めて電車とバスでお伺いした。
時間はあまりかわらず、気持ちも楽で費用も安い。
よほどの荷物がない限りこれからもこの方法がよさそう。
ユーザーは、車のパーツを生産している一部上場企業。
広い敷地内は、建物の立替が進行中。
正面に、完成間直の新社屋がそびえ、
その隣にもう一棟新しい建物を計画中とのこと。
勢いが感じられますねとのこちらからの挨拶に、
車の需要が急速に落ちておりすでに厳しい状況とのこと。
実感がこもっていてそんなものかと納得した。
確かにこれだけガソリン価格が高騰すれば、
一般ユーザーは、何とかその対策を考えるはず。
今使っている車を手放すか、
買い換える場合でも、より小型車か燃費の良い車となる。
結果として、車に関する消費経済は大きく減速する。
車関連企業は、今ひしひしと危機感を感じている様子。
これから一体どうなる。
ガソリン価格の高騰を演出しているシンジケートは、
石油にかわるエネルギーがまだないとの判断だろうが、
車の利用が少なくなれば、ガソリンの需要は減速し、
ガソリン価格の大暴落もありうることかもしれない。
もちろん車をつくる側のメーカーとしては、
そんなことを期待していられないから
石油を使わない車の実用化も加速することは間違いない。
いずれにしても車社会はこれから多分大きく変わる。
環境問題とエネルギー問題の荒波に、
車の性能として求められるものが激変する。
日本が車の生産で世界のリーダーを維持していくには、
これからが正念場となりそう。
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