ソフトバンクとイー・アクセス、WiMAXでまさかの連携、果たして勝算は? | 留守宅は大丈夫?

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次世代高速無線通信WiMAXの事業化にむけて
事業者の動きが激しくなってきた。
ADSLの覇権を巡って、激しく渡り合った
ソフトバンクとイー・アクセスが、

何と、WiMAXでは、事業免許獲得のために
共同戦線を組む、と発表した。
何でもありと思っていても驚いた人は多いはず。
現状では、携帯電話第3位と第4位の両社は、
背に腹は変えられないとの結論に達したようだ。

WiMAXは、2.5GHzの周波数帯を使い、
最大75Mbpsと第3世代携帯電話よりも速く、
1つのアンテナで最大半径約50kmをカバー、
移動中や山間部などでも大容量の動画を受信可能、
と、いいことづくめの技術。
この事業免許を獲得出来れば、
今後の携帯電話戦争で圧倒的に優位に立てることは、
容易に想像できる。

総務省は、このWiMAX用の波を、
30MHzづつ2業者に割り当てるとしたが、
既存の携帯電話事業者の単独参入は認めず、

1/3の出資比率の場合は認めるとした。
先月発表された総務省の思い切った割当方針は、
予期せぬ合従連携を生み出そうとしている。

既存の通信事業者を認めないとした時点で
本命は、アッカ・ネットワークスと
次世代PHS方式のウィルコムだった。
ソフトバンクとイー・アクセス連合は、
アッカ・ネットワークスを敵にまわすのか、
それとも取り込むことを考えているのか。
もし、取り込むことに成功すれば、
これでWiMAXを巡る攻防は集約に向う。

ソフトバンクとイー・アクセスは、

仲が良くないと言っても、もともと共通の敵はNTT。
この連合でNTTの出鼻をくじくことが出来れば
得るものは大きいと考えているはず。
携帯電話1位、2位のNTTドコモ、KDDIが
このまま引き下がるはずはないが、
やや八方塞がり気味であることは否めない。
例え、NTTとKDDIが手を組んだとしても、
もう1社強力なパートナーが必要となる。
東京電力は、すでに通信事業からの撤退を表明しており、
そう簡単には、相応しい企業は見当たらない。

いずれにしても総務省の判断が下される秋までは、
各社の激しい駆け引きが続くことになる。


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