ドコモ2.0(904iシリーズ)は、本当に一人負けから反撃できるか? | 留守宅は大丈夫?

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■意欲的で戦略的な携帯電話904iシリーズに
DoCoMo 2.0というタイトルをつけて、
ドコモは、変わったキャンペーンを始めた。
Web2.0にあやかったとのことだが、
Web2.0自体が、明確な言葉ではないので、
DoCoMo 2.0も今一よくわからない。

コピーは、「そろそろ反撃を始めていいですか。」
確かに力が入っているのはわかるが、
何となく危うい所は、「反撃」と言う言葉を使うことにより、
一人負けを認めている点。
かってのSONYのベーターのように、
こうしたキャンペーンのやり方はしばしば裏目にでる。

もう一つは、ドコモしか出来ない機能と、うたっている点。
ドコモは、他のキャリアと位置づけが違い、
ネットワークも開発陣も根底から規模が違う。
だからもともとドコモしか出来ないということは、当たり前。
当たり前のことがこれまで出来ていなかったということを
あらためて表明したようなもの。

ところでドコモにしか出来ない機能とは何か。
すでに発表している904iシリーズの機能の中で、
殆どはすでにKDDIも行っているか行う可能性がある。
どうやら残るのは2in1、2番号1機種しかなさそう。
2番号1機種は、確かに端末開発だけでは無理なので
KDDIにもソフトバンクにも当面出来そうもない。
しばらくは、同一名義人に限られるそうだが、
将来は法人名義と個人名義を同一機種で扱えると言う。
しかし、2つの携帯電話番号を1台の携帯電話で扱うことが
本当にそれほど便利なことだろうか。
開発に苦労しているドコモには申し訳ないけれど、

携帯電話を2つ持った方が余程使い安いように思う。

それにしても、昨年10月の番号継続制導入後の、
ドコモの一人負けは、ひどい状況になっている。
4月のデータで、ソフトバンクはプラスに転じたが、
ドコモは9万件近いマイナスとなっており、
7ヶ月連続の大幅マイナスが続いている。
純増数でも、KDDI、ソフトバンクに何倍も水を開けられている。
この状況が続けば、いかにドコモのシェアが大きくとも、
厳しい事態に追い込まれることは目に見えている。

本当にDoCoMo 2.0で反撃に転じることが出来るのか、
昨年10月のブログでも触れたが、
機能のKDDI、価格のソフトバンクに対し、
ブランド力だけではない何かがないと苦戦が続くことは間違いない。




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