日銀の利上げ見送りで、当面経済成長は安心 | 留守宅は大丈夫?

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■あれほど、近い内の再利上げを匂わせていた日銀が
9人の政策委員の多数決とは言え、
利上げ見送りを決め、現行の金融政策の維持を発表した。
基本的には経済はゆるやかに良くなっているものの、
弱者が置き去りにされている状況は否めず、
ここで再利上げを行うと再び景気は減速するというのは衆目が一致している。
それでなくとも人気下降気味の安倍政権が、
景気後退となれば、さらに国民の心は離れ、
8月の参院選は大敗北が予想される。
ということで、本来独立の立場のはずの日銀に、
相当、プレッシャーがかかったことによる成り行きと思われる。
甘いかもしれないが、こういう状況から判断すると、
参院選の終わる8月までは、利上げは見送られる可能性が強い。
ということは、よくよく考えれば、8月が過ぎ、
勝つにせよ負けるにせよ参院選の洗礼が過ぎれば
安倍政権にとっても、日銀にとっても怖いものはなくなる。
再利上げは多いにありうるし、
消費税の増税論議もすぐに開始されることも間違いない。
ここら辺のシナリオは覚悟しておかざるを得ない。
しかし一方では、今回の利上げ見送りに、
9人の政策委員のうち3人もの反対を出したということで、
2月以降にも利上げの可能性もありうるという意見もある。
本来は景気回復を確認しての再利上げのはずだけれど、
実際には、安倍政権が死に体にでもなり、影響力が少なくなると、
8月前に、確実に再利上げの可能性が出てくる。
そうなれば、景気は一気に後退し、株価も大幅下落となる。
つまりさらなる安倍政権の人気凋落は、
これからの生活にも多いに関係する。
安倍政権人気凋落⇒日銀への影響力低下⇒再利上げ実施⇒景気後退
こういうシナリオは、容易に予想される。
取り巻く環境は、ますます厳しいけれど、
ここらで、鮮やかなリーダシップがぜひとも必要となる。
間違っても2月に再利上げの可能性があるなどとの噂が
流れることのないように頑張ってもらいたいもの。