1、インプラントとは

インプラントとは、「植え付ける」という意味があり美容外科や整形外科の分野でも用いられることがありますが、一般的には歯科の分野のインプラント治療を指して使われることが多いです。
インプラント治療は、何らかの理由で失った歯の代わりに人工の歯根(インプラント)を植え付け、人工歯を被せることで以前の健康な状態に近い状態で噛めるようにする治療方法です。
人間の歯は目で見える部分である歯冠部と目では見えない歯根部に分かれており、歯根部が顎骨と結合しています。
歯根部が骨と結合し、歯冠部を支えています。インプラント治療は歯根部にインプラントを使用し、その上に人工の歯冠を装着した治療方法です。
このインプラント治療はスウェーデンのブローネマルク教授が最初に始められ、世界中に浸透していきました。
もともとウサギの骨を使用し実験していたブローネマルク教授はチタン製の顕微鏡が骨と結合していることを発見しました。
そして数十年もの間研究を重ね、チタンが骨と安全に結合し、人体に影響を与えないということが証明されました。
ブローネマルク教授は特許を取ることも可能でしたが、この研究結果を世界中に公開したのです。
それによって世界中の人がインプラントの研究をすることができ、インプラントの治療が普及したのです。
1965年に最初にインプラントの手術を受けたスウェーデン人は40年もの間、特に問題なく生活していたという事実もあります。
一度失ってしまった歯は戻ってきませんが、インプラントという治療方法ができたために、多くの方が天然の歯に近い状態で噛めるようになり、食事の楽しさや会話を楽しむという普段の生活を取り戻すことができるようになったのです。
世界でインプラントの治療を受けた方は世界中で60万人以上と言われています。
日本では、比較的新しい治療方法だと感じるかもしれませんが、それでも20年以上は経っています。
海外製のインプラントも多いですが、外国人に比べ顎骨の小さい日本人向けのインプラントも多数開発されており、日本でも治療を受ける人が増加傾向にあります。
現在でも多くの日本人の歯科医師たちが海外へ渡り、インプラントの治療について勉強し治療に役立てています。
