長いことお休みしました、


新しく始めたことがあって忙しいです


少し不定期な状態になると思いますが


追憶は計画のところまでは書き上げようと思います。


よろしくお願いします。

その頃の両親のやり取りは

とても表現できないほど、陰惨なもので

結局親類が中に入って決着が付いた、


あまり触れたくもない過去の話だが、

あえて触れておこう、


叔父が私にあの二人はもうだめだと伝えにきたとき、

私はどうでもいいから

自分たちの好きにしてくれと冷めた言葉を返した。


そのことを聞いたのかどうかは定かではないが、

父は離婚届に判を押すと、


私に向かっていった言葉がある、

『おまえの人生潰してやる』

生涯忘れることの出来ない言葉だ、


心理カウンセラーなどに言わせれば

それがトラウマになってます

位の事はいわれそうだが、


私はこの頃色で言えば灰色ぐらいの感じか、

長い間蓄積された陰と新鮮な陰を背負う事になった。

その夏、私は暗い気持ちを引きずり、

伊豆の旅館の経営する海の家でアルバイトをすることにした。


家から離れ、違う世界の人間たちに知り合い

側面では、しっかりした青年を演じていたが、

とても家のごたごたから、頭を切り離すことは出来なかった、


ただ、ここで知り合った青年たちは、心のある、

そして,やはり苦学生だったが

明るい思いやりのある青年、

毎日遊びに来る地元の漁師、


其処での生活は本当に満足だった、

だが、毎日必ず、自分ひとりの時間を作っていた気がする。


青春を謳歌する反面、どこか物憂げな青年でもあった、


二ヶ月近くの海での生活を終え帰宅してみると、

母は一人で待っていた、

幾分落ち着きを取り戻し留守中の様子など話してきて、

父と姉の生活は姉がアパートを出ることで終わったと言うもので、

理由は恋人を追いかけていったのだと言う、


私は、

結局父は姉に利用されたのだと解釈した。


この結果私たち家族は崩壊したと言うことだ。

この後、母は父に離婚を申し入れることとなった。