その頃の両親のやり取りは
とても表現できないほど、陰惨なもので
結局親類が中に入って決着が付いた、
あまり触れたくもない過去の話だが、
あえて触れておこう、
叔父が私にあの二人はもうだめだと伝えにきたとき、
私はどうでもいいから
自分たちの好きにしてくれと冷めた言葉を返した。
そのことを聞いたのかどうかは定かではないが、
父は離婚届に判を押すと、
私に向かっていった言葉がある、
『おまえの人生潰してやる』
生涯忘れることの出来ない言葉だ、
心理カウンセラーなどに言わせれば
それがトラウマになってます
位の事はいわれそうだが、
私はこの頃色で言えば灰色ぐらいの感じか、
長い間蓄積された陰と新鮮な陰を背負う事になった。