母が私に語っていたことは

何の前触れも無く出て行ったとだけ、


その日から数日後、

後を追うように父も家を出た、


これには、取り合えず理由があったようだ、

姉が心配だからと母に言い残し出て行った。


私はこの出来事で暗い闇の中に落ちていくことになる、


18歳という歳も微妙だ、

分かったようなことを言い、

分かったような態度は取りつつも、

何か起こると免疫がない。


といっても私の場合は,

幼い頃から両親のことでは

何かと傷つけられてきていたので

この出来事が更に気持ちを凍らせていった。


姉が家を出たとき父に、

母の父への態度が我慢できない、

そう言い残していたようだ、

そして父は姉の様子が心配なので共に暮らす、

そんなことだった。


そのころ、毎日のように家の店に通っていた裏のアパートに住む夫婦がいた。


姉は歳も近かったこともあって

その奥さんを姉のように慕っていたようで、

家を出ることは相談を受けていたと聞かされた、


ここでの話は、

姉には思っている人がいて、

その人が会社の事情で本社に転勤になるので、

一緒に行きたがっていたと言うものだった。

高校を卒業すると私は、

さえない専門学校に行くことにした、


高3の自堕落な生活のため

勉強もおろそかになり、

大学が受験できる地盤がなかったのが実情であったが、


就職する気にもなれず、進学を選んだ、


新学期が始まり

下駄で丸の内線を通学するような学生だった。


授業初日、最後尾の席で大胆に新聞を広げていて、

やる気がなければ退出しろと言われ、

はいと言って教室を出るような生徒だった。


家庭は行き着く方向を失っており、

私の感情は冷め切っていた。


そのころの問題は

もっぱら姉のほうに向いており、


雰囲気的に私のほうに矛先は向いて来なかったのだと思う。


どこに居たのか姉と顔を合わせることが少なくなっていたような気がする。


そんなある日姉は、家を出た。


私に理由など分かる訳も無かった、

母はぽつんと一言、姉が家を出た。


情けなさそうに、泣くばかりであった。

昨日呼んでくれた人ごめんなさい

字が見えなかったですね、教えてもらわなかったらそのままでした


あ、り、が、と、う


助かりました、メールって結構役に立つことを確認した次第です

ほんと、ありがとうございます


今日も朝から会議なので落ち着いて書き込み出来ません

帰って疲れてなければ

頑張ります


いってきます!