今回のエルニーニョ―は今が最盛期か(2023.12.12) | 俳句銀河/岩橋 潤/太宰府から

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今年はエルニーニョが発生して、秋には特に強いスーパー・エルニーニョになった。

 

9月の記事で、9月10日におけるエルニーニョの状況を気象 サイト earth で 調べた結果を掲載した。

 

 

今回は、海面水温が通常よりも高いか低いかを示す「海面水温異常」について、先の記事から1か月ごとにどう変化したかを調べた。

 

<海面水温異常の図>

(異常低温)水色ー青ー黒(平年並み)ー赤ー黄(異常高温)

 

10月10日21時

Oct. 10 21:00

 

11月10日21時

Nov. 10 21:00

 

12月10日21時

Dec. 10 21:00

 

9月から12月にかけて、エルニーニョ(黄色や赤色の海域)の西の先端がソロモン諸島のすぐ近くまで伸びているだけでなく、特に異常高温(黄色)の海域は11月・12月で目立っている。

 

ペルー近海だけを見ると、12月は黄色で表示された海域が11月よりも減少しており、さらに、南から異常低温を示す青色の海域が広がってきていることから、今回のエルニーニョはそろそろ最盛期を過ぎるかもしれない。

 

日本海の海面水温異常の程度は11月がピークで、12月はやや治まってはいるものの、まだ日本海全域が黄色や赤色の異常高温を示している。

 

異常高温の海域では水蒸気の産生が活発になっており、強い寒気を伴う低気圧が日本海から日本列島に進んだ場合には、日本海沿岸や北日本に大雪をもたらす。

 

17日からの1週間は、全国的に強い寒波に見舞われる予報。

 

 

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