さだまさし「夢の夢」の歌詩 | 俳句銀河/岩橋 潤/太宰府から

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さだまさしが 1999年に発表したアルバム『季節の栖 ~Twenty Five Reasons~』

 

季節の栖は “ときのすみか” と読ませる。

 

 

14曲が収められているが、最後の「夢の夢」だけが作詩・作曲ともにさだまさしで、他はすべて彼と親交のある人々との合作あるいは提供曲。

 

それらの人々の中には、今は亡くなられた方々(山本直純、三波春夫、永 六輔、服部克久、谷村新司)も。

 

参加者・提供者は他に、加山雄三、財津和夫、Paul Simon、南こうせつ、小椋 佳、来生たかお、来生えつこ、藤田恵美、小田和正。

 

なので、このアルバムは普段聴いているさだまさしとは異なる味わいが楽しめる。

 

でも、このアルバムで一番好きなのは「夢の夢」(作詩・作曲 さだまさし、編曲 渡辺俊幸)。

 

 

さだまさしのアルバムの最後にはグッと聴かせるバラードが置かれることがほとんど。

 

でも、「夢の夢」さだまさしの数あるバラードの中でも、ちょっと雰囲気が違う。

 

冒頭のギターの音色やトレモロ、しみじみと歌が進行することなど、演歌的。

 

24年前に初めて聴いた時、五木ひろしにも歌ってほしいと感じたが、今でもそう。

 

歌詩は叶わなかった恋の相手のことを想う内容だが、「夢の夢だと わかってる けれど 逢いたい」の部分では、恋愛に限ったことではなく、亡くなった大切な人のことが心に浮かぶ。