協奏曲ではヴァイオリンやチェロなど弦楽器が主役のが特に好きで。
古今東西著名な演奏者がいる。
超絶技巧をどうだとばかり聴かせるタイプの演奏は、聴いて疲れを感じるので苦手。
好きなのは、素晴らしい技巧でも音が心地よく、聴き終わって心洗われる演奏。
そんな演奏が聴ける1枚のアルバム
マックス・ブルッフ『バイオリン協奏曲第1番ト短調 / スコットランド幻想曲』
チョン・キョンファ(ヴァイオリン)
ルドルフ・ケンペ指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
が英国で録音されたのは1972年で、同年 DECCA レーベルおよび LONDON レーベルから LP が発売された。
高い人気のため、LP としてだけでなく後年 CD としても何度も再発売されている。
私は CD で聴いてきた。
しかし、この演奏が初めて CD 化(デジタル・リマスタリング)されたのは1996年のことで、マスターテープにアナログ録音されてから24年も後のこと。
ゆえに、CD 化の時には既にマスターテープは物理化学的に劣化している。
出来立てのマスターテープから起こした音、つまり LP で聴いてみたいと思い、クラシック音楽の中古レコード専門店のウェブサイトをいくつか見てみた。
LP は、欧州各国では DECCA レーベルで、 欧州の一部の国(オランダ)や米国では LONDON レーベルで1972年に発売された。
私が選んだのは、
LONDON、品番 CS.6795、1972年録音・発売
1972年に英国でプレスされ、米国向けに輸出されたもので、ジャケットの写真が DECCA レーベル(上の CD のジャケットと同じ横顔)とは異なる。
当時彼女は24歳。
この中古盤を選んだ理由はもう1つ、ジャケットの裏面。
左上にペンで書き込んである。
お店のウェブサイトの商品ページには「ジャケ裏にサイン?」とあり、書き込みの全文は
To Richard Gladwell
with all my good wishes
Kyung Wha Chung
정경화
Dec. 74
と読める。
LP 発売の2年後の1974年12月、R. Gladwell さんが彼女に会う機会があり、LP ジャケットにサインを求めたものだろう。
LP は今日(月曜日)届いたばかりで、聴くのは週末まで待たなければならない。



