冬期、太宰府市の朝の最低気温が氷点下になることがある。
-3℃以下が数時間続けば、水道管が凍結するおそれがある。
同じ市内でも気象台が予報に用いる地点の気温よりも自宅のある場所の気温の方が低い可能性もあり、自宅北側に給湯器などの配管があるので、私は予報での-1℃を凍結対策をする目安にしている。
そのため、前日の夜に翌朝までの最低気温予報を確認してから寝る。
昨夜もそうした。
気象台の予報では、夜明けまでに 2℃ が数時間続く程度だった。
悪い方に外れても、零度くらいかと安心して寝た。
ところが。
今朝起きて太宰府市のアメダス地点の気温データを見ると、最低は 4:59 に記録した -3.3℃ で、氷点下が5時間以上続いていたという結果だった。
日付が替わった時には既に氷点下に突入していた。
<太宰府市、2月21日午前零時から正午までの気温変化のグラフ>
なぜか、5時を過ぎて気温が急上昇している。
最低気温記録後、5:10 に -3,1℃、5:20 に -2.6℃、5:30 に 0.2℃、5:40 に 2.0℃。
今日の太宰府市の日の出時刻は 6:55 なので、太陽が原因ではない。
水道は凍結していなかったが、危ない所だった。
気温の急上昇がなかったとしたら ・ ・ ・。
7:00 になる頃、車で家を出た。
グラフでは気温は 2℃。
幹線道路に出るまで、住宅街を3分ほど走るが、その途中、前方に2人のランナーが見えた。
背の高い男性と小柄な女性で、寒い中でもショートパンツ。
私の車は彼らの横を後ろから追い越す形。
住宅街なので、車の時速は 30km/h ほど。
近づくと、男性の背中には 「伴走者」 のゼッケンがあり、車の接近を察知したのか、走りながら女性を道路のさらに脇へと寄せた。
「伴走者」 のゼッケンを見た瞬間に分かった。
女性は、昨年の東京パラリンピック陸上女子マラソン T12 で金メダルを取った道下美里さん。
太宰府市から市民栄誉賞が贈られた。
次の目標に向かって走り続けていらっしゃるんだな、と感動。
まだ車や人が少ない時間帯を選んでのトレーニング。
邪魔にならないよう、車をそのまま走らせた。
寒いなんて言ってられないね。