先日、『宇宙戦艦ヤマト』 シリーズ (1974~1983年のオリジナル・シリーズ) の CD を波形解析した (記事リンク) が、今回は 『銀河鉄道999』 シリーズから 『銀河鉄道999 劇場版』 ETERNAL EDITION File No. 1 & 2、COLUMBIA RECORDS COCX31392→3 の CD (2枚組) を解析。
『銀河鉄道999』 シリーズの CD も音質が良いが、それを音量の時間変化を示す波形でも示す目的。
Disc No. 1
「旅立ち」 鉄郎が銀河超特急999号に乗り込み、ゴダイゴの歌にのせて出発する希望あふれる曲
平均音量 -18.00dB
「勇者達」 トチローとの出会いと死別、そしてハーロックの登場
平均音量 -22.84dB
Disc No. 2
「崩壊」 崩壊する惑星メーテル、女王プロメシュームから鉄郎を身をもって守る少女クレア、ハーロックとエメラルダスとの別れ
平均音量 -19.01dB
「新たなる出発」 メーテルとの別れ、地球への帰還、ゴダイゴによる主題歌が流れる
平均音量 -19.65dB
解析した4曲のうち、1~3曲目は理想的な収録レベルにある。
最後の 「新たなる出発」 は後半の主題歌の部分でフルスケール (0dB) に頻繁に達しているのが残念。
主題歌の部分の波形をよく見ると “正負音量差” があり、波形の振幅が上 (正) よりも下 (負) の方が大きくなっていて、ソフト制作時にこの正負音量差を調整するはずだがなぜか調整されないまま。
主題歌の部分の収録レベルがアルバムの他の部分よりも大きいために、マスタリングですべてのトラックの音量を調節した時に、「新たなる出発」 (主題歌の部分) の収録レベルを下げると、他のトラックの収録レベルが低くなり過ぎることを懸念したと思われ、やむを得ないところか。
主題歌の部分を除けば、2枚のディスクの収録状態は文句なし。