アイスランドの火山噴火の影響で欧州発着の航空機が欠航している問題で、モスクワ発の日航機が20日午前、成田空港に到着、足止めされていた日本人旅行客やビジネスマンらが帰国した。噴火の影響で欧州便に欠航が出て以降、一度にまとまった数の日本人が帰国するのは初めて。
 同機は、欠航したモスクワ便の客を乗せるため、成田空港を19日にたち、183人を乗せて到着した。同日昼ごろには、ローマ発の日航機も同空港に到着する予定。
 17日の便の欠航でモスクワに足止めされていた東京都中央区の団体職員竹田宏之さん(36)は「ビザの期限が18日だったため、大使館や領事館に行って延長するのが大変だった。フライトがあると聞いた時はめちゃめちゃうれしかった」とほっとした表情で話した。モスクワ空港の駐機場には、火山灰などが入らないようにするためエンジンにカバーを掛けた航空機が多数止まっていたという。
 甲府市からサンクトペテルブルクに単身赴任中のトヨタ自動車現地工場勤務の加藤潤さん(34)は、一時帰国の予定が延び延びに。最初、モスクワに向かう途中で欠航を知ったもののとりあえずモスクワに向かったが、やはり飛ばなかったという。「ヨーロッパ中が混乱しているが、自然のことだから仕方がない。帰国が遅れたので、3歳の子供と遊ぶ約束が守れなくなってしまった」とがっかりしていた。
 モスクワに2日間の予定で出張していた東京都大田区の会社員増本幸雄さん(56)は「2日ほど足止めされたが、無事帰国できて一安心」と安堵(あんど)した様子で「きょうはゆっくり休みたい」と話した。 

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