理由まで知っていますか? | トニーの成幸ブログ

この世の中、知識として知っていることは

多々ありますが、

その理由まで把握していない事って

ありますね。

 

 

例えば、昭和の時代に花形だった

炭鉱産業。

 

 

石炭は「黒いダイヤ」と呼ばれ、

優秀な大学生が、炭鉱業界への就職に

憧れました。

 

 

石炭堀りに付き物なのが、事故。

落盤から酸欠まで、

多くの危険がありました。

 

 

炭鉱で毒ガス検知のために

カナリアを飼っていたという話を

聞いたことがある人も多いと思います。

 

 

また(これも古い話ですが)

オウム真理教の家宅捜索で

サティアンを訪れた時、

警察の捜査班がカナリアの籠を携えて

捜索に入った映像がテレビでも

映されていました。

 

 

それではなぜ、

カナリアが毒ガス検知に長けていたか、

あなたは知っていますか?

 

 

小動物は呼吸回数が多いので、

毒ガスが発生した場合に

人間よりもすぐに倒れます。

 

 

そのため、小動物を連れていると、

毒ガスの危険に気付きやすくなるのです。

 

 

特にカナリアは、他の小鳥と比較して

常に鳴いているため、

鳴き声の異変が毒ガスセンサーの

代わりになると考えたのです。

 

 

もし、カナリアが鳴きやんだら、

毒ガスが充満している可能性があるため、

炭鉱作業者は炭鉱から逃げ出したのですね。

 

 

今回の例のように、

その理由まで知らなければ

物事の「本質」を掴むことって

難しいのです。

 

 

日頃から、知っているふり

をするのではなく、

「なぜ?」に意識が向くような習慣を

持ちたいですね。