ここぞという時に「スイッチを入れる」
とか「ギアを上げる」などと
表現することがあります。
これは、本気モードで対応しなければ
困難を克服できない時によく使います。
例えば、野球で投手が連打を浴びて
ピンチとなった時、
続くバッターから連続三振に打ち取った際に
実況アナウンサーが、
「ギアアップしましたね」
などと表現します。
また、受験までの日が近くなり、
勉強に集中するようになることを
「スイッチが入った」と表現します。
これって、“常に全力で一生懸命”の精神
とは相反すると思いがちですが、
良くないことでしょうか？
もちろん、そうではありません。
ここで言う「一生懸命」とは
「真剣」という意味。
決して「全力で走れ」
という意味ではありません。
そもそも人間は、
一つのことに集中できる時間や期間には
限度があります。
普段から仕事もプライベートも、
真剣に取り組んでいても、
さらに集中しなければならない場面に
出会すことはあります。
そんな時に自分の意識や行動に
ギアを上げたり、スイッチを入れたり
するのですね。
だから普段から何事にも真剣に取り組み、
心と時間に余裕を持ち、
ここぞという時にはギアアップや
スイッチを入れられる状態に
しておくことが大切なのです。
よく人生をマラソンに例える
ことがありますが、
優勝出来る選手は必ず戦略を持ち、
ここぞという勝負どころで
ギアを上げるのです。
人生を歩むこともプランを持ち、
ここぞという時にギアをあげられるように
しなければなりませんね。