若宮正子に学ぶ | トニーの成幸ブログ

今日は素敵な日本人成幸者を紹介しましょう。

 

*  *  *

 

ある女性は東京都に生まれる。

 

 

4歳の時、太平洋戦争が始まり、

親元を離れ学童疎開をする。

 

 

10歳の時、戦争が終わり、

東京の新制中学に通う。

 

 

英語の授業に興味を持ち、

英語力を磨いていった。

 

 

高校卒業後、

楽しんで学んだ英語力を認められ、

銀行へ就職。

 

 

札勘定やそろばんが苦手だったため、

”仕事が出来る人”とは疎遠の毎日。

 

 

しかし、コツコツと自分の業務をこなし、

くさることなく続けていった。

 

 

40代になり、男女雇用機会均等法の施行後、

昇進試験を受けて、

当時女性では珍しい管理職に就任。

 

 

定年時には銀行の関連会社の副部長に就任する。

 

 

58歳の時、初めてパソコンと出会う。

 

 

60歳の定年退職後は母の介護に明け暮れる毎日となるが、

何か新しいことを始めなければと、

パソコンを習い、パソコン通信を始めた。

 

 

MicrosoftのOfficeも使いこなし、

エクセルの罫線機能とセルの塗りつぶし機能を用いて作成する

「エクセルアート」を考案し、マイクロソフト社から

「エクセルの新しい使い方」であると評価を受ける。

 

 

その後、スマホゲームの多くは若年層向けに作られていて、

シニア世代が使いやすいものではないことに着目し、

81歳の時、iPhoneアプリを自力で開発。

 

 

アップル社のCEO、ティム・クック氏から、

「世界最高齢のアプリ開発者」と認められた。

 

 

彼女の名前は、若宮正子。

 

 

日本において、内閣府が主宰する「人生100年時代構想会議」にも

最年長メンバーとして参加している。

 

 

アメリカでの講演会でアップル社のティム・クック氏と対談した時も、

 

 

「クックさん、年寄りはね、

スマホの画面で上手く指を滑らすことが出来ないのよ。

 

だから指を滑らすのではなくタッチするだけにしたの。」

 

と、若宮さんが言うと、

クック氏が感心して深くうなずいたという場面もあったという。

 

 

最近は、趣味の旅行で訪れた旅先の撮影動画を編集して

YouTubeに投稿するユーチューバーとして活躍。

 

 

まさに日本が誇る最高齢のITエバンジェリストだ。

 

 

人間、年をとっても成長願望と情熱があれば、

新しいことだって始められる。

 

 

そんなことを彼女は教えてくれます。

 

 

歳だから、女性だから

といって最初から可能性の目を摘んではいけません。

 

 

興味が湧くことがあれば、

何歳になってもチャレンジしましょう。

 

 

良い週末をお過ごしくださいね。