イソップ寓話の一つに、「アリとハト」というお話があります。
喉が渇いたアリが川に水を飲みに行くと、
川の流れで溺れそうになりました。
木の上でそれを見ていたハトが木の葉を落としてやると
アリは葉の上に乗って川岸に着き、助かりました。
すると一人の猟師がやってきて、
ハトを捕ろうとしました。
アリがその猟師の足に噛みついたため、
驚いた猟師は持っていた竿を落としてしまいました。
おかげでハトはその場を逃れ、事なきを得たのです。
これは、人に親切にすれば自分にも返ってくる、
という教えを例えています。(返報の法則)
日本にも「情けは人の為ならず」という
ことわざがありますが、
自分にはメリットの無いようなことでも、
困っている人に惜しまず手を差し伸べたなら、
巡り巡っていつかは良い報いが返ってくることを意味します。
ギブ・アンド・テイクの精神を忘れることなく、
広い視野に立った行動に心掛けましょう。