よく時代劇で、「これにて、一件落着」といったセリフを耳にします。
これは名奉行の決め台詞ですが、「一件落着」とは、
事件などの解決を表すことですが、
もう一歩踏み込んで考えると、
どこが上手く運べたポイントだったかと考えることも
大切な後始末といえるでしょう。
こうした後始末は、決して事件などの
特別なことに限ったものではありません。
思いのほかスムーズに運んだ仕事にも、
また想定外のアクシデントから失敗してしまった仕事にも、
「その要因は?」と振り返ることが肝要です。
特に失敗したことほど、ただの失敗で終わらせずに、
こうした後始末をすることで、次の課題が見えてくるのです。
変化とスピードにとんだ時代であっても、
一つ一つ丁寧に仕事を締めくくることが大切です。
それが、次の機会に万全の状態で臨むことができる
姿勢となります。
名奉行のごとく、「これにて、一件落着」と、
仕事を締めくくりたいものですね。
一歩踏み込んだ後始末に心掛けましょう。