鈴木 敏文 氏に学ぶ | トニーの成幸ブログ

ある男は長野県で生まれる。


中央大学を卒業後、
出版取次大手のトーハンに就職。


有名な作家や経済人と会ううちに、
仲間と制作プロダクションを
立ち上げたくなった。


そこで、スポンサー探しに
大手のスーパーマーケット・
チェーンストアに頼み込みにいくと、
「まずは社員になってから」と言われ、
転職を決意する。


ところが会社を移ったら、
プロダクションの話なんか
全く無くなっており、人事部で働くことに。


入社8年後、39歳の時、同社取締役になる。


その頃、アメリカに
マーチャンダイズの視察旅行に行った時、
一つのアイデアが脳裏をよぎった。


「アメリカで見たコンビニを
日本で展開したい」


しかし、社内も流通業界の大物も、
スーパーマーケット全盛期に
小さなコンビニは成り立たないと
反対される。


それでも、自分の進退をかけて
全て責任をとるからと説得し、
スタートする。


社内から立ち上げメンバーを
集めようとするも、
皆、経験が無いからという理由で
尻込みされ、人が集まらなかった。


仕方なく新聞で求人広告を出したが、
集まったのは、元商社マンや
自衛隊のパイロット、労働組合の闘士、
パン屋の営業マンなど、

流通業界のおいては、
全くの素人たちばかりであった。


本社の誰もが成功することなど
想像もつかない「新たな事業」は、
幾つもの試練に遭遇し、
それらを乗り越えていった。


そして、立ち上げたその「アイディア」は、
現在、人々の生活にはなくてはならない
サービスとなったのです。


そのサービスとは
「コンビニエンスストア」。


お店の名前は「セブンイレブン」。


日本で初めてコンビニを立ち上げた
男の名は、鈴木 敏文 。


現在は親会社である、
株式会社セブン&アイ・ホールディングス
代表取締役会長になり、

グループの国内店舗約2万店、
売り上げ10兆円強の、
国内屈指の小売企業に育て上げ、
カリスマ経営者として
「小売の神様」とまで呼ばれている。


彼は今こう話す。

「社会は常に変化する。
過去は否定し続けなければ前に進めません」


彼の発想の起点はいつも
「未来」にあるのです。


「現状がこうだから、未来はこうなる」
ではなく、

「未来がこうなっているだろうから、
現状をこう変える」という発想法。


まさに、未来を原点とする
バックキャスト法による思考だ。


そして彼は、人は挑戦しない限り、
成功はあり得ないことを教えてくれます。


あなたも未来に挑戦してくださいね。


良い週末をお過ごし下さい。