我々人間が生きていくために必要なもの。
その筆頭は、「食べる」ことですね。
食物は生命を維持するためには
必要不可なものです。
普段、何気なく口にする一つひとつが、
大自然の力や人の手を通して形になったものです。
日本の主食といえば「米」ですが、
土づくりから種まき、田植え、稲刈り、精米と、
長い月日に亘り、手間を惜しまず育てられています。
米は、神事のお供え物や様々な儀式、
行事などともかかわりが深いことから
日本人にとって昔から大切にしてきたことが
分かりますね。
食事の時に「いただきます」と言いますが、
この意味は「頂く(頂戴する)」と単純に思っていましたが、
もっと深い意味があるそうです。
本来、「いただき」とは、
頭上に乗せる意味を表した言葉で、
神仏に供えたものを飲食する際や、
上位の者から物を貰う際に、
頂(いただき)にかかげたことから
使われるようになったということです。
そこには、感謝の意味が込められているのです。
日々の食事に、
どれだけの感謝の気持ちを持っていますか?
ありがたいと思いつつも、
時々忘れたりしていませんか?
食べ物が無ければ
生き物は死んでしまいます。
豊かに実った穀物に感謝の念を込めて
食事をいただく習慣を身につけたいですね。
食べられる幸せに感謝しましょう。