タイガー・ウッズに学ぶ | トニーの成幸ブログ

ある男は、米軍特殊部隊(グリーンベレー)の
退役軍人の父と、
華僑系タイ人の母のもと、
カリフォルニアにて生まれる。


父がゴルフ好きで、
スクラッチプレイヤー(ハンディ0)であったため、
男も生後9ヵ月からゴルフを始めた。


2歳の頃には南カリフォルニアで
著名な幼児ゴルファーとなり、

4歳になるとジュニアゴルフ協会に加盟、
8歳で70台のスコアが出せるようになった。


18歳で名門スタンフォード大学に進み、
全米ジュニア・アマチュア選手権、
全米アマチュア選手権に
それぞれ前人未踏の3連覇を達成。


20歳の時、大学を2年で中退し、
そのままプロ転向。


プロになって2ヵ月でいきなり2勝を挙げる。


翌年、史上最年少でメジャートーナメント、
マスターズに優勝すると、その後も勝ち続け
メジャーだけで14回もの優勝を果たす。


結婚もし、子供も授かり、
まさに人生は順風満帆であった。


しかし、30歳を過ぎると
ゴルフで左ひざを痛めて手術。


1年間も試合に出られない日々が続いた。


上手くいかないストレスから
浮気をし、妻に咎められる中、
交通事故を起こし、
世間から容赦ないバッシングを受ける。


そして無期限のツアー欠場を表明。


今まで彼の活躍を支えた妻とも
離婚となり、孤独な人生に転落。


しかし、再起を図って、
37歳の時、ゴルフツアーに復帰。


復活優勝を果たすも今度は腰痛に悩まされ、
再びツアーを長期離脱となる。


その間、過度の薬物投与により、
ドラッグ中毒になる。


深夜、交通違反で捕まった時には、
全盛期の面影すら無いほど、
傷心しきっていた。


長く辛いリハビリに耐え、
2018年にツアー復帰を果たす。


その時、男は43歳。


スポーツ選手としては、
体力も下り坂で、
若き日の栄光は過去のものだった。


しかし、彼は諦めなかった。


「また、世界一のゴルファーに
返り咲いてみせる」


必死の努力で遂に2019年、
世界最高峰のメジャートーナメント
『マスターズ』で
14年ぶりの復活優勝を果たす。


男の名前は、タイガー・ウッズ。


生涯獲得賞金額1億ドルを突破し、
歴代1位。


「アメリカ史上最も成功した、
現役で活躍するスポーツ選手」
に選ばれた。


さらにフォーブス誌の
「アメリカで最も裕福なセレブリティ」
で9位にも選ばれた。


私が彼のゴルフクラブを開発したのは、
ちょうど彼がプロに転向した
最初の年でした。(1996年)


私が34歳で、タイガーは21歳。


タイガーに初めて会った時、
若いのにしっかりした、
礼儀正しい好青年という印象でした。


その翌年、マスターズに初優勝
をしたのですが、
自分のことのように嬉しかったのを
今でも覚えています。


今回のマスターズ優勝でのインタビューで、
彼は人生や肉体的な問題で
苦しんでいる人に向けて、
こんなメッセージを送っています。


「決してあきらめてはいけない。
それしかないんだ。

常に戦うこと。

あきらめたら、道はひらけない。

確かに競争に勝って、
僕は今ここにいる。

けれど、競争は僕をここから
引きずり下ろすものでもある。

ゴルフキャリアにおいても、
人生においても、

僕は仕事をまっとうするための
良い考え方を持っていたけれど、
それを変えなければいけなかった。

(昔とは)違う考えを持って
取り組んでいる。

(方法はどうあれ)とにかく、
戦うことにフォーカスする。

毎朝目覚めて、
いつも挑戦が目の前にはある。

戦い続ければ、乗り越えられる」

(2019.4.15 Yahoo newsより)


→決して諦めないこと

→(人生は一本道ではない)
フレキシブルに対応すること。

そして、成功しても驕り高ぶったり、
横柄にならないこと。


これらはまさに夢や願望を叶える、
成幸法則ですね。


良い週末をお過ごしください。